今日は3年前に訪問した、福井県の西端にある音海半島の先端に建つ押廻埼灯台と音海断崖の写真を再アップしてみたい。

 

                    最寄りのJR三松駅(無人駅)

 

ここから約12km離れた押廻埼灯台を目指す。

四国東端の蒲生田岬灯台を訪問して以来、久々の遠距離灯台修行旅である。

早速、細い民家の路地を抜けて、海岸線を通る県道21号線に出る。

目の前の三松海水浴場は多くの海水浴客で賑わっていた。

 

                   三松海水浴場と音海半島方面

 

県道21号線に沿って、西三松地区から難波江地区へと音海半島を進む。

 

 

     難波江交差点(左:舞鶴方面に続く県道21号線、右:音海に続く県道149号線)

 

海沿いの県道149号線を通り、小黒飯地区から田ノ浦地区へと歩みを進める。

田ノ浦地区には有名な関西電力高浜原発がある。

高浜原発の入り口付近では、新しく開通する音海トンネルに架かる赤い橋梁の工事をやっていた。

 

 

高浜原発を横目にして、左手の小さな橋を渡ると田ノ浦隧道が見えてきた。

 

 

田ノ浦隧道は約500m続くトンネルである。

向うの出口は見えているが、中央部は照明が暗い箇所もあり、お化けが出そうな雰囲気である。(*_*)

トンネルの中央に差し掛かった時に、後ろから1台の車が「ギャー!」と叫びながら通り過ぎていった。

私は幽霊か・・・💧

これ以来、私は長いトンネル内を歩く時には、車のドライバーに精神的恐怖を与えないように懐中電灯を持参する事にしている。(^^ゞ

田ノ浦隧道を出て暫く歩くと、音海方面が見渡せる場所があった。

 

 

県道149号線を道なりに進み、音海郵便局の前を通る。

 

              音海郵便局前の海岸から撮影した音海漁港方面

 

更に海沿いに岬の方に進み、ようやく押廻埼灯台や音海断崖へ続く音海遊歩道の入り口に到達。

三松駅からここまで約10km、歩いて約2時間半の道程であった。

 

 

 

                 対岸に見える高浜原発3号機、4号機

 

音海遊歩道は舗装されており、歩き易かった。

途中に目的地までの距離を示す案内表示もあり、ハイキングコースとしても適している。

 

 

 

道なりに進むと、やがて石造りのベンチが見え、音海断崖に到着。

 

 

 

 

 

270mの高さはあるが、展望所からは生い茂る草や木々で崖下がほとんど見えない。

また、崖の上部に立つ事もできないようだ。

うーむ、『崖の横のポニョ』状態・・・。(*^^*)

期待した絶壁感はあまり感じられなかった。

やはり、音海漁港から出る船で海側から鑑賞するのが良いようだ。

音海断崖を後にして、押廻埼灯台を目指す。

 

 

森の中を抜けると、押廻埼灯台が姿を現した。

 

 

 

                 灯台の向こうに見える成生岬(京都府)

 

 

 

 

             押廻埼灯台から見た京丹後方面(西側)の眺望