昼食を摂った後、さあ、これからどうやって時間を潰そうかと考えていた所、軍艦島コンシェルジュの看板の文字が目に入った。
どうも軍艦島クルーズを企画している会社らしい。
中に入ると、少し年配のおねえさん(^^ゞが一人受付に座っていた。
長崎駅行のバスに乗り遅れた事を話すと、近くのホテルから長崎駅までの無料送迎バスが出ているので、交渉・予約すれば乗れますとの情報を頂いた。
肝心の軍艦島クルーズ(乗船料4000円+上陸見学料300円)については、長崎港の常盤ターミナルから観光船が出ているが、途中、伊王島に寄港してから軍艦島に行くらしい。
伊王島から乗船した場合でも乗船料は4000円・・・。
乗船時間と距離が半分である伊王島からのクルージングならば、半分の2000円やろと関西人特有のつっこみ(^^ゞが頭に思い浮かんだが、おねえさんの親切さと『軍艦島は行くことに意義がある。お金の問題ではない。』との勝手な思い込みに負けて、軍艦島クルーズ決定!
事前のビデオによる軍艦島の解説と上陸後の注意事項説明の後、伊王島港ターミナル
に移動。

やがて観光船ジュピター号が入港してきた。

約1時間40分の軍艦島クルーズに出発!
伊王島から軍艦島(端島)までは約20分の船旅である。
やがて軍艦島に到着、写真撮影のため、軍艦島を周遊する。

最も軍艦の様に見える西側(東シナ海側)から撮影した端島
周遊後、東側のコンクリート製のドルフィン桟橋に接舷し、軍艦島に上陸。

浮き桟橋ではないため、風が強く波が高い日には上陸できないとの事。
(因みに、前日4/29の午前中のクルーズは上陸できなかったらしい。)
上陸後は島の東側を中心に設けられた3か所の見学広場で軍艦島に関するガイドさんの説明を受けた。

因みに軍艦島には肥前端島灯台がある。
見学コースは島の一部に限定されていたが、全て灯台が見える場所であったので、灯台をランドマークとして軍艦島の廃墟を撮影した。




軍艦島の最上部にある肥前端島灯台と旧貯水槽
軍艦島(端島)の炭鉱は昭和49年1月15日に閉山になり、同年4月20日には最後の島民が島を離れ、無人島になった。
その後、昭和50年に肥前端島灯台が初点灯する。
島民に見守られる事もなく、孤高の肥前端島灯台は誰もいなくなった軍艦島を今日まで照らし続けている。