伊島灯台から地蔵峠の山道の入り口まで戻り、更に北に延びる遊歩道を散策する事にした。
暫く歩くと大湿原地が見えてきた。

このかっての水田跡地の湿地は希少昆虫の生息や水生植物が確認されており、環境省の「日本の重要湿地500」に選定されているとの事。
更に進み、振り返って笹谷の海岸線を撮影。

笹谷(奥側)と大浦海岸
このビュースポットから伊島灯台を撮影。
うーむ、灯台下暗しか・・・。(^^ゞ

更に進んで、四国最東端と思われる岬の岩場を撮影。


ここから一旦地蔵峠まで戻り、お地蔵さんが見ている前で着替えて(^^ゞ、南に延びる遊歩道を散策する。

町並みの展望所からの風景(奥側:棚子島と伊島港)
暫く歩くとカベヘラと呼ばれる紀伊水道が一望できるビューポイントに出た。


遊歩道から伊島港に戻り、伊島港周辺の風景を撮影。

伊島最南端部の岩場
伊島と前島は橋で繋がっており、前島橋上から紀伊水道方面を撮影。


前島

棚子島と遥か沖合に浮かぶ四国方面の島々
前島に渡り、防波堤より棚子島を撮影する。

棚子島全景
前島から棚子島へは泳いで渡るしかないようだ。(*^^*)
棚子島の西端には面白い形の奇岩があった。

行きがけの連絡船から撮影した奇岩群
前島から伊島に戻り、伊島西側の海岸を散策。

陸繋島の弁天島(左側)
弁才天は本来、音楽や知恵の神様であるが、伊島では漁業の神様として祀られているらしい。
伊島滞在約7時間のうち、残り2時間は炎天下を歩いた疲れを癒すため、連絡船の待合所内で休憩。💦
待合所内には地元の中学生が作製したササユリマップが置かれていた。

イシマササユリは5月末から6月上旬にかけて咲く花であり、伊島内には群生地が多く存在している。
60年前には、およそ5万本が自生していたらしいが、現在自生しているものは約2千本で、人間の乱獲により60年間で25分の1に激減しているとの事。
地元の中学生が続けているイシマササユリを守る活動(ささゆり活動)だけでなく、伊島本来の自然が人の手で荒らされない様、我々、観光目的で伊島を訪れる人間も配慮しなければならないと感じた。