フェリーには団体のお客さんが居られて、大下島に着いた時に不意に質問された。
「ここは小大下島ですか?」
「いや、ここは大下島で、シンボルの灯台もありますから。」
「ここで降りたらダメなんですね。良かった。」
・・・????!!!
フェリーは大下港の桟橋から徐々に離れていく。
やってもた・・・。(>_<)
フェリーからの灯台の撮影とお客さんとの会話に気を取られて、大下島で下船する事をすっかり忘れていた。(T_T)(あんた、バカぁ。)
しょうがないので、次の寄港地である小大下島で降りる事にした。(^^ゞ
精神的にかなり凹んだまま、小大下島で降りると、先ほどフェリーで居合わせた団体の方々が居られた。
「今日、小大下島で何かの催しがあるんですか?」と伺うと
「歩こう会のメンバーで、今日は小大下島に詳しい方の案内で島を散策する予定です。」との事。
帰りのフェリーが来るまで、やる事がないので、取り合えず参加させてもらう事にした。(^^ゞ

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                小大下島の桜

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           民家の軒下に咲いていた木蓮の花

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           そして、小大下島から見た大下島    

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      石灰岩を採掘した後に出来た窪みに雨水が溜まった貯水池

小大下島はかつては石灰岩の採掘と生石灰の製造により、500人以上の人口を数えたが、現在では20人くらいになり、典型的な過疎化が進んでいるとの事。

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             石灰石が露出した海岸の岩

歩こう会の参加者は、そこそこ年配の方が多いように見えたが、実際に1mくらいの石垣ならば、足を掛けて乗り越えるなど、その元気さはこちらが気後れするほどであった。
更に好奇心を持って、色々な所を散策されるので、いつしか私はそのメンバーから離れ、一人遅い昼食を摂った。

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        フェリーに乗る前に今治駅で買った「活鯛の押寿司」

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               中身はこんな感じ

帰りのフェリーの時間が近くなり、皆さん、フェリー乗り場に集まりだした。
そこで歩こう会の主催の方が、島の方に生っている伊予柑をいくつか分けてくれないか相談した所、いくらでも好きなだけ持って行けと言われたらしい。
小大下島の方々のホスピタリティーの一端を垣間見て、少し心がホッコリとした。
その後、16:27発今治行きのフェリーに乗り、小大下島を後にした。

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フェリーは今治に行く途中、大下島に寄港したが、さすがにここで下船する気力もなかった。
取り敢えず、フェリーから再度未練がましく(^^ゞ、灯台の写真を撮る事にした。

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      大下島の南端に建つアゴノ鼻灯台(初点灯昭和63年2月)

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