2012年2月24日
今日の朝、日本経済新聞の見出しを見て、思わず買ってしまった。
センセーショナルな見出しは、
『年金2000億円 大半消失』
ニュースをご覧の方は既にご存知と思うが、AIJ投資顧問が各企業から預かった企業年金の運用に失敗し、その大部分を失ったのだ。
そしてこの企業年金が「厚生年金基金」である。
厚生年金基金は、国の扱う「厚生年金」の上乗せ部分を、各業界の企業や組合が創設した厚生年金基金が運営、管理するものです。
なので、加入している厚生年金基金の業績が悪化すれば、企業が拠出した資金が戻らない場合があります。
運用に失敗し、年金資産が消失すれば、加入企業はその穴埋めをするために財政負担を迫られます。
さらに、その基金を脱退しようとすると、赤字分を一括支払い(一括拠出)しないと認められません。
赤字分は事業者単位で支払うことになりますが、ある例では、30人余りの会社で数千万円を要求されたとの話も聞いています。
ちなみに、このような場合を考えて、当社では厚生年金基金には加入していません。
それは1990年代、バブル崩壊により、企業年金を運用する投資ファンドが投資に失敗し、多くの厚生年金基金が危機に瀕した経緯をみているからです。
歴史が繰り返されないことを祈るばかりです。