2012年2月23日


NHKの連続テレビ小説『カーネーション』を毎朝見ている。


これはコシノジュンコさんの母・小篠綾子さんをモデルにしたドラマである。


夫を戦争で失い、女手一つで洋装店を開きながら、世界的デザイナーであるコシノ三姉妹(コシノヒロコ・ジュンコ・ミチコ)を育て上げた波乱の人生を描いている。


以前、NHKでこの小篠綾子さんの特集をやっていたが、娘達に負けじと齢60を過ぎてから自分のブランドを立ち上げた女傑のように描かれていた。


そのときのエピソードを覚えているが、コシノ三姉妹がお正月に実家に帰った時。


コシノジュンコさんが店に飾ってある服をふとみると、自分がデザインした服がある。


「あれ!」


すると一緒にいたヒロコ、ミチコも声を上げる。


「これあたしの!」


「これはあたしの!」


「おかあさん、なによこれ!」


すると母は、


「あんたたちは私が生んだのだから、これは私が生んだも同じよ!」


と訳のわからないことをいう。


母のブランドのターゲットは40代以上。


デザインももちろん40代以上が着られるようにデザインをアレンジしてある。


「あんたたちの服は若い子しか着れないから、私が上の年代の人でも着られるようにして、広めてあげてるの。お礼を言ってほしいくらいだわ!」


こんな調子であったそうである。


まさにドラマを超えた人物である。




経営雑誌に「理念と経営」というのがあるが、3月号を見ていたら「コシノジュンコ」さんの記事が載っていた。


写真のコシノジュンコさんをみると、カーネーションの直子役がそっくりでまさにハマり役。


記事の中に「座右の銘」は?と尋ねられた時の答えが、次の言葉である。


与うるは受くるより幸いなり


~母の遺言(『聖書』の一節)~


この一節は、母の綾子さんも日記帳に書き記し、コシノさんたち(ヒロコ、ジュンコ、ミチコ)への遺言としていたものだそうである。


「儲けることより、どうやって人を喜ばせようかとということを考えるんです。そうすると、不思議と儲けはあとからついてくる。」


「ファッションを通じて人を幸せにしているという誇りを持って、私は毎日の仕事に取り組んでいる。」


コシノジュンコさんの言葉です。


私も経営者としてこうありたいものです。


参考文献:「理念と経営」3月号 その道のプロ ファッションデザイナー コシノジュンコより