2012年1月29日(日)
私は、高校時代から剣道を続けている。
大学を卒業し、会社員となってからも週2~3回のペースで続けている。
健康管理もあるが、ストレス解消にも役立つ。
この会社を始めた頃は、仕事も忙しく、また仕事以外のことを考える余裕も無かったので、創設して1年位剣道から遠ざかった時期があった。
そんなある日、手に痛みが走り、日が経つにつれ手が痺れて物がつかめないようになってしまった。
病院に行って検査を受けると、特に悪いところは無く、「原因はストレスであろう。」との診断であった。
そこで、剣道を再開したところ、自然に回復してしまった。
稽古で大声をあげ、汗を流す。
これがストレス解消には持って来いである。
楽しい日々が続いた。
しかし、剣道には昇段審査と言うものがある。
剣道の理念は、「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である。」と成っている。
日々の稽古は、この理念を実現するための修行なのだ。
そのため、自分の修行の成果がどの位のレベルなのかを客観的に判断する指標として、段位がある。
段位は剣道の理念を実現するための一里塚なのである。
かくして、別名『昇段地獄』と呼ばれる壁が立ちはだかる。
昇段審査の合格率は、段位が上がるごとに下がってくる。
初段から参段までは、地域にもよるが70%~90%の合格率であるが、4段から急に難易度が高くなる。
参段までは剣道の普及に重きを置いているため、ハードルはそれほど高くは無い。
四段以上は「指導者」となるため急にハードルが上がるのだ。
四段は25%前後。
五段、20%
六段、15%
七段、10%
このため、何度受けても合格できない時期が訪れる。
私も五段のとき、15回以上落ち続け、もう昇段は諦めようと思った時期があった。
これを「昇段地獄」といい、誰でもどこかでこの壁にぶち当たるのである。
そして八段の合格率は、0.8%。
平成23年11月の八段審査会結果
受審者 1800名
1次合格者 156名
2次合格者 14名
形合格者 14名(最終合格者)
合格率 0.8%
以前、NHKのドキュメンタリー番組で「日本で最難関の試験」として紹介されたものである。
全日本覇者や有名選手が容赦なく落とされる。
昨年11月、初めて受けてみた。
結果は惨敗。
私の審査会場では、最初の40名が終わったところで中間発表があるが、1次審査の合格者はゼロ!
『こりゃ、とても無理だ!』
『またあの昇段地獄に落ちるのか!』
『次回どうしよう。』
と悩んでいたところ、
私の実技審査を観ていてくださった先生が、『内容は良かった。正直、あそこまでできるとは思わなかった。』との評価をいただきました。
自分のやっている稽古のベクトルは間違っていなかった。
後は、どうやってハードルを越すための稽古ができるか。
本気で挑戦してみよう!