最初に視察するモデル企業は、今夜宿泊する「リッツカールトン・ホテル」です。
講演は、リッツカールトン 人事部長の宝角(ほずみ)様です。
ここは、ホテルの顧客満足度No.1に輝いたところですが、いろんな講演に参加させていただきましたが、お菓子とコーヒーのサービスが付いた講演は初めてです。
このお菓子がとてもおいしい!
さらに、講演室付きのウェイターがいて、コーヒーを注ぎに来てくれます。(もちろん、お代わりも)
『おもてなし』の心とは、こんなところにあるのかな。
講演でもっとも強調されたことは『理念の共有』でした。
リッツカールトンでは『クレド』が有名ですが、従業員はこれを常に携帯するだけでなく、毎日各部署毎にこのクレドについて話し合うことで、繰り返し、繰り返しリッツカールトンのビジョンを確認するのだそうです。
しかし、これは入社してからの訓練ですが、訓練だけでは、人は中々変われない、とのこと。
そこで、採用するとき、同じ価値観を共有できそうな人を採用しているそうです。
つまり、同じ価値観の性格、思考をベースに持った人を見つけ出し、ホテル業のスキルを持った人よりも、同じ価値観を共有できそうな人を採用します。
それは、「人に奉仕し、喜ばれることを喜びと感じる人」。
そうでなく、報酬や地位、名誉といったものに拘る人は、どんなにスキルが合っても採用はしないそうです。
理念を共有するといっても、強制や命令によって行われる行動では、人を感動させることは難しい。
自然に醸し出される雰囲気やしぐさ、ちょっとした心遣いに人は感動する、と思う。
リッツカールトンには独特の雰囲気が漂っている。
これは、従業員一人ひとりのオーラが創り出しているのでしょうか。
ただ、ちょっと思ったことがある。
会社は人の集まりである。
たしかに同じ価値観を持った者を集めれば、訓練も少ない時間で理念を共有するレベルまで引き上げることができる。
また、仕事の進め方やチームワークもとりやすいと思う。
これって、形を変えた軍隊、宗教の集まりのような気がした。
いろんな性格の人がいて、いろんな考え方の人が、異なる価値観で、意見をぶつけ合う事から新しい考え方やアイディアが出るのではないか?
また、同じ価値観のみでは、組織は硬直し、時代の変化に対応できないのでは?との不安がよぎった。
とはいっても、これは物事への取り組み方、姿勢の問題なので、実作業とは切り離して考えたほうが良いのかな。
ソフトウェア会社の社員でプログラミングが嫌いな人やパソコンが嫌いな人はいないと思うし・・・
ちょっと違うか (^^;

