2006年12月20日 PM14:00~PM18:00 秋葉UDXビルの4F 3Dシアター
「第1回次世代ロボット・インターフェースフォーラム」が開催されました。
秋葉原UDXビル前のイルミネーション。
※3Dシアターのスクリーンには大阪会場の様子が映し出されています。
これは、RooBo東京支局の主催で行われ、大阪のロボットラボラトリとTV会議システムでつながっての開催でした。
大阪のサテライト会場の様子が大画面に映し出され、大阪会場の臨場感が感じされました。
東京会場は、200名が入れる広い会場でしたが、参加者が30~40名でしたので、ちょっとさびしい感じがしました。
大阪会場は、参加者35名との事でしたが、ロボットラボラトリの狭い(ごめんなさい。)会場に35名がひしめいていましたので、かなりの熱気と盛り上がりが感じられました。
さて、内容ですが、
1.「ヒューマンインターフェースとしてのロボットテクノロジーの今後」
横浜国立大学の長尾教授 の講演が始まりました。
発表内容は、「ロボットの知能化」についてのお話から「知能情報処理の実例紹介」でした。
ロボットの知能化については、昔は「人工知能」という言葉を使っていたが、現在は「知能情報処理」というそうです。
知識情報処理には、いろんな手法(強化学習、ニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズム、etc)があり、みんなが研究しているそうです。
その中で紹介されたのが、「進化計算法」。 これは大変おもしろい手法でした。
これは、生物の進化プロセスから着想された最適化/探索法で、「与えられた問題の解」において、「最初にランダムな解の群」を作り、これを掛け合わせることによって進化させ、第N世代に進化後に「最適解」が得られる、というもの。
実際にソフトが出来ていて、「進化的画像処理システム」と読んでいました。
例では、源画像(見えにくい車の画像)のなかの一部(ここでは、ナンバープレート)を範囲指定します。
そして、この画像について、各種の画像分析方法で計算をします。
ここで得られた「それぞれの方法の解の群」を第1世代とし、これらの群の解について、さらに各種の分析を繰り返します。
第N世代まで繰り返し、その結果として最終解が求められると、かなりはっきりしたナンバーが表示されていました。
また、ロボットの知能化については、おもしろい観点のお話がありました。
それは「人と同じように”もの”を見る」(色恒常性とカテゴリカル色知覚)との話でした。
絵が出せないのが残念ですが、「錯視 の例」(リンクの例とは違います。)が紹介され、要は「色の錯覚」によって、人間の目には色や明るさが違って見える(不正確に認識する)が、ロボットが見ると絵の明るさや色を正確に認識する。
なので、「ロボットも人間の知的特性(不正確な認識)を充分知っている必要がある、」ということなのだそうです。
そうでないと、人間の意思(指示)がロボットに正確に伝わらない可能性が出てくる、これが問題であるとのこと。
昔「ロボット刑事」という漫画(ドラマ化されましたが)がありましたが、この中で、人間の「目の錯覚」や「指紋」、「発汗」、「瞳孔の開き具合」などから犯人を見つけ出す様子が描かれていましたが、人間のあいまいさも理解できるロボットとは凄いものです。
つづく

