今回のつくば産総研・研究発表会の目玉の一つである「ユビキタス」と「ロボット制御」(ユビキタス・ロボテッィクス )に関する研究発表です。


研究発表の会場は、以下のようになっていました。(動画の人物は、大場教授です。)



家庭生活環境のロボット化ということで、家庭のリビングをイメージして作られています。


しかし、この床部分や本棚、食器などにもすべてセンサ・モジュールが埋め込まれています。


空間モジュール


上記の写真は床や本、食器に付けられているモジュール・チップです。



モジュール・チップの制御


この写真は、各モジュール(約100個)をネットワークでつなぎ、手前のパソコンで順次データ収集を行うデモの模様です。

このようにネットワークにつながったセンサ・モジュールの情報を収集管理することができます。




ロボットに何かをさせるとき、ロボットはまず、これから取り扱う対象物を認識することからはじめます。

対象物にICタグを取り付けることによって、ロボットはこのICタグから対象物の形状や重さを認識します。





上記は、ロボットアームが、本に取り付けられたICタグを読み込んで、本の形状や重さなどを認識し、本棚の空き場所に、本を収納するデモです。


・ロボットの定義

 ロボットとは、次の3つの要素によって定義されています。


 1.知能(CPU)を持つ。

 2.センサ機能を持つ。

 3.駆動機能を持つ。


 この定義で言うと、例えば今の「乗用車」は、40個ほどのCPUを持ち、車体にセンサを取り付け、走る機能を持っています。

 CMで自動で「縦列駐車」をする車を見ましたが、ロボットの動きそのものです。


この定義を広く考えると、部屋という環境空間にちりばめられたセンサ・モジュールもロボットの一部と考えると、今回のデモで行われた部屋を含めて、そのすべてをロボットとみなすことができます。


現在のロボットにとって、取り扱う対象物を認識することが難しいことが課題となっています。


そこで、都市の道路やビルの屋上や壁面に取り付けたセンサと、人工衛星からのGPSをネットワークに組み込み、ロボットにその情報を伝えることによって、ロボットの活動範囲を飛躍的に伸ばすことができるようになる、と大場教授は述べています。


つづく