前回のロボットビジネス・シンポジウムの第2回の報告です。
今回は「サービスロボットの事業化について」、富士重工の青山氏 の講演です。
現在のロボットビジネスで、事業として成立させ、黒字化を成功させている数少ない企業の1つです。
ロボットによる清掃事業 を立ち上げるまでのご苦労は大変なものであったようです。
その中でいくつか貴重なお話を伺いました。
1.ロボットを単体で販売するのはNG。システムで販売すること。
ロボット単体で売上10億円を確保したのは、「AIBO]と「ルンバ 」だけだそうです。
富士重工でも最初は「お掃除ロボット」を単体で売ろうとしましたが、1体700万円では買い手が付くのは難しい、とのこと。
そこで、清掃事業にロボットがどう使えるかを考え、人間が行う清掃作業と人間+ロボットで行う清掃作業で、コスト面で上回れる条件を設定し、企業コンペに入札して、受注したとのこと。(ご苦労が偲ばれます。)
2.ニーズよりもフィールドで勝負
コスト面で人間との勝負をするため、色々と実験を行った結果、「ビルの20階以上、清掃面積、5000平米以上」であれば勝てるパターンを発見したそうです。
3.単機能に特化
ロボットに何でもさせようとすると、色んな機能が付いてくるので、高くつく。
ロボットに仕事をさせるのではなく、仕事にロボットを合わせる。
->必要最小限の機能で済むので、製造コストが安くつく。
4.ユーザとの共同作業
ユーザと共同作業をすることによって、場合によっては、建物の設計段階からロボットを使うことを想定した設計を行う。
5.マーケティングに意味はない。
ロボット事業そのものが未知の分野のため、マーケティング会社への調査依頼をしても意味がない。
以上のような内容でした。
さすがに、先駆者のご苦労が肌で感じられた講演でした。
先駆者である青山氏に拍手!
