この本、ご存知ですか?

かなり古い本なんですけど(笑)

子供の頃に大好きで何度も読んだ本なんです。

実家にはまだあるのかな。
 
 
短編集だったと思うけど。
その一つに、長い間お城に閉じ籠もっていた
病気がちのお姫様の話があって。
ある日、庭師だったか木こりだったか、
城の周りに鬱蒼と生えていた木を切っていくと、
暗かったお城のお姫様の部屋にも太陽の光が差した。
 
お昼になって、仕事の手を止めた木こりは、
たっぷりバターを乗せたパンを食べ始める。
それがとってもとっても美味しそうに見えたお姫様。
木こりはにこにこ笑って、お姫様にパンを差し出した。
 
お姫様は、パンを齧るなんて初めて。
でも、口にしたそのパンのなんと美味しいこと!
お城のどんな豪華な食事より、お姫様にはそのパンが美味しく感じられたのです。
そして、お姫様はすっかり元気になりました。
めでたしめでたし。
 
なんてストーリーだったかな。
 
もう、その
 
「たっぷりバターを乗せたパン」
 
っていう表現が堪らなく好きで(笑)
 
くまのプーさんの
 
「木のうろのたっぷりの蜂蜜」
 
って表現も好きで(笑)
 
 
 
たっぷり、という音が好きなのか。
食い意地が張ってるだけなのか(笑)
 
今でも「たっぷり」と聞くと、
このバターを乗せた木こりのパンと、
プーさんの木のうろの蜂蜜を思うのです。
 
あなたにも、そんな言葉がありませんか?^_^
 
 
 
たっぷり
思念:「分かれたものが自然に集まり、勢いよく増えて離れるもの」
 
この「分れたもの」とは、「二つ以上のもの」とか「それまで別々にあったもの」とも
読めます。
思念は、そこに至る一つ前の段階を表すからです。
なにかが集まって増えていきますが、ずっとそのままというわけでなく、
いつかそこから出されていくものですね。
「たっぷり」あったものも、使えばなくなっていきます。