Azisai-ray Diary(progress)

Azisai-ray Diary(progress)

もともとyahooブログで始めたものを2008年にamebloに移転して16年ほど経ちました。更新停止宣言をしながらも年末がくるたびにチョコチョコ書きつづけています。一度でも読んで下さった方、ありがとう!

 年の瀬です。

 今年観た演劇の中から、まったくの独断でベスト3を選びます。

 

 第3位

 タニノクロウ×オール富山『ニューマドンナ』(1月)

 いつもながら緻密すぎる舞台セットに、タニノさんならではの切り口を盛り込んだお芝居でした。雪の降る富山まではるばる観にいきましたが、その後、他の土地での公演もあったのでしょうか。そういえば以前、タニノさんのお芝居を観に大阪へいったこともありました。4,000円くらいの演劇を観るのに、新幹線代や宿泊代を費やして何日か旅行するのって、何だか至福の浪費(と時間の使い方)です。そろそろ庭劇団ペニノ名義の公演も観たくなってきました。

 

 第2位

 入江雅人グレート二人芝居『演劇部のキャリー』(11月)

 似たような内容の演劇を10年程前だったかに観ています。そのときは清水宏さんが共演でした。今回はKAKUTAの桑原裕子さんが共演者でしたが、いや~、どちらも見ごたえがすさまじかったです。スズナリあたりで10日間くらいやっても充分お客さんは入ると思いますし、演出次第では本多劇場でも公演可能な演目だと思います。こちらも、そろそろKAKUTA名義の新作が観たいところです。

 

 第1位

 イキウメ『奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話』(8月)

 イキウメは唯一無二の劇団だと思っています。これまで10作品ほど観ていると思いますが、役者さん方の演技も安心して観られる技量ですし、都度の客演方々もいいアクセントとなっています。物語の後半はいろいろと入り組んだ構成になっていて、理解が追い付かなくなる部分もありましたが、それを含めても今年のベストワンにふさわしいできばえでした。そもそもお芝居の内容がすべて理解できてしまっては面白くもありません。謎を含んだ展開や、謎明かしをしないままの終演も、それはそれでアリなのです。

 

※ちなみに

 このブログを通じての「演劇大賞」はもう14年ほど続いています。すでに “殿堂入り” している劇団があって、一つは「維新派」。もう一つは「少年王者舘」です。主宰の松本雄吉さんと天野天街さんはお亡くなりになられています。

 それから、来年(2025年、令和7年)には、これまで観てきた演劇公演が600本に達するかもしれません。なにか「まとめ」のようなブログ更新ができるとよいなと、あくまでも現時点では考えています。

 

 それではみなさま、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

 

 

 

 

 一度でもこのブログを見てくださった方、ありがとうございます。自分の記録用に綴っているだけの内容ですので、お目汚しを失礼いたします。

 

 今年、2024年(令和6年)は、18本の演劇を観て、1年が終わる予定です。(ほぼ小劇場です。有名人やアイドルが大劇場で打つ公演や、いわゆる2.5次元ものなどはほとんど観にいきません。)昨年は年間で24本の演劇を観ましたので、観劇本数は減りました。分かりやすいところでいえば、都心を離れたことが要因です。新宿や下北沢近辺で催される公演には何とか行けるのですが、吉祥寺も遠くなりましたし、池袋へ足を運ぶ回数もグッと減りました。

 

 これまで観てきた演劇の総数は、590本に達しています。来年、2025年(令和7年)にはいよいよ「600本」に到達するかもしれません。自分自身としては、こんなにたくさんの観劇機会を持つことができて、本当に充実した “人生” でした。(まだ40代ですが。)

 

 残念なこととしては、20代や30代の頃から観てきた劇団の中には、様々な要因から公演数を減らしたり、メンバーが脱退したりしている劇団もあります。活躍の場をテレビや演劇外のメディアへ移す作家さんや俳優さんも多くいらっしゃいます。商業ベースに乗っていかなければ生きていくことができませんから、それはそれで仕方のないことです。一方、長年にわたって小劇場で活躍を続けられている作家さんや俳優さんもたくさんいらっしゃいます。

 

 それから、演劇の世界にも、パワハラやセクハラの話題は決して少なくなく、そのような事態を招いてしまった作家が芝居を打てなくなったり、劇団が解散したり、若い演劇人が演劇を離れたりと、悲しい現象も続いています。チケット代高騰の問題もあり、若い世代が小劇場へ足を運びづらい状況もあります。事前情報が少なく、どのくらいの時間の演劇なのかも事前に知らされない公演も多く、観てみるまで「おもしろい」か「つまらない」かが分からないような種類の娯楽に、現代の若者たちが集うわけがありません。映画などはある程度、事前の情報も出されますし、当然のことながら上演時間も明確ですよね…。

 

 ではでは。

 年末までには、今年観た演劇の中から、私自身の勝手な好みだけを頼りに、ベスト3を決めたいと思います。音楽ライブなども含めて「勝手にエンタメ大賞」にしたこともありましたが、そもそも音楽ライブも数本しか観ていませんので、今年は演劇のみで企画を進めたいと思っています。

 

 年末で多忙を極めている方々も多いことでしょう。

 どうか皆さま、ご自愛くださいませ。

 

 

 こんにちは。

 

 1つ前の記事にあるように、観劇総数が555本に到達し、ここからは少々観劇ペースを落としつつ、しかし本当に観たいと思う作品は観ていこうという方向性に至っています。

 

 2023年、令和5年、今年は24本の演劇を観ました。平均すると月に2本のペースですね。これで熱烈な演劇ファンといえるかどうかは怪しいところですが、それでも世の中の水準からすればけっこう劇場に足を運んでいるほうなのだとは思います。

 私の場合はほぼ小劇場です。どの劇団や役者さんとも個人的な関係はありません。まったくもって “観るだけ“ で、純粋な(笑)演劇ファンです。時にはチケット代金3,500円くらいの演劇を観に、わざわざ東京から大阪まで行ったりするような変わり者です。新年1月には観劇のために富山まで遠征しますよ~。

 

 それでは、今年観た演劇の中から、私の勝手で3本、ランキング形式で紹介させてください。

 

 第3位

 5月 東京芸術劇場シアターイースト た組『綿子はもつれる』

 話題になりました安達祐実さん主演のお芝居です。作・演出の加藤拓也さんのことは、『私は私の家を焼くだけ』という作品を観たときからファンになりました。小劇場界においてはまだ若手の作家さんですが、これからも観続けていきたいと思える方です。安達祐実さん、声がとても素敵です。舞台のお仕事をこれからも続けてほしいです。

 

 

 第2位 

 2月 下北沢 小劇場B1 オフィスコットーネプロデュース『磁界』

 作・演出の中村ノブアキ氏が描く、なんとも濃密な劇世界で緊張感のあるお芝居でした。オフィスコットーネはこれまでも数々の良質なプロデュース公演を打っています。(この公演はプロデューサーの綿貫さんが亡くなられたあとの追悼公演という位置づけでした。)大好きな女優さん、柿丸美智恵さんの出演するお芝居はできる限り観にいくようにしています。

 

 

 第1位(大賞)

 1月 池袋 スタジオ空洞 絶対♡福井 夏 vol.3 『ある女子大生の誘惑』

 こんな小さな会場で、こんな良質なお芝居が観られるなんて、さすが東京です。城山羊の会の山内ケンジさんが作・演出です。大学教授役の奥田洋平さん、本当に魅力的な演技をします。小劇場ファンをしているとたびたびお見掛けしますが、中毒性がありますよね、もちろんいい意味で。

 

 

 そういうわけで、観劇総数は570本を超えてきました。

 2024年(令和6年)、2025年(令和7年)くらいにかけて、きっと600本に到達するでしょう。

 私の人生がどこまで続くかなんて誰にも分かりませんが、ひとまず演劇ファンではい続けるような気がします。

 

 みなさまどうぞ、よいお年をお迎えくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 毎年年末にのみ更新しているこのブログ。

 今回は番外的な更新です。

 10代後半から観始めた演劇本数が、このたびめでたく555本を迎えました。(...ということで、ブログタイトルは Go! Go! Go! 。)


 自分の感触としては、そのうち半分近くを下北沢で観たんじゃないかな。そして8割方 “小劇場” です。(20代の頃には青山劇場とか新橋演舞場とか、大きい劇場へもけっこう足を運びましたが、30代後半以降は大きい会場といってもまぁシアターコクーンくらいなものです。)


 555本目にあたったのは、劇団Mono の「なるべく派手な服を着る」でした。この10年ほどで10本以上観ている、とても大好きな劇団です。ホームタウン下北沢ではなく吉祥寺でしたが、吉祥寺シアターにもたくさんの演劇を観にいきました。思い出深い劇場のひとつです。




(画像は劇場さんのページからお借りしました。営利目的ではありませんのでご理解きださいませ。)



 なぜに2014年の「勝手に演劇大賞!」が抜け落ちてしまっていたのか…

 おそらく自分自身の生活が忙しく年末のブログ更新にまで気が回らなかったのでしょう。

 手帳を見返したところ、この年、年間で40本の観劇をしています。その中からベスト4を挙げておきたいと思います。

 

第4位

 9月 スズナリ THE SHAMPOO HAT

 『風の吹く夢』 赤堀雅秋さん作です。

 SHAMPOO HAT は、このあと公演をおこなっていません。事実上、活動停止前最後の公演ということになってしまっています。私としては赤堀雅秋さんのお芝居はいくつも観ているのですが、劇団としての公演を観たのはこの作品のみです。貴重な体験でした。

 

第3位

 7月 新宿花園神社 椿組野外公演

 『廃墟の鯨』 桟敷童子の東 憲司さんの書下ろしです。

 ラストシーン、大きなクジラが新宿の雑踏をバックに水飛沫を上げるシーンには涙が溢れました。

 

第2位

 7月 アトリエヘリコプター 五反田団

 『五反田の夜』(再演)

 本当におもしろおかしく、途中、笑いが止まりませんでした。前田司郎さんの作品を初めて観た機会だったかもしれません。その後、前田さんのお芝居をいくつも観にいき、小説なども読ませていただきました。(2022年、今現在、前田さんの作品を今後とも観にいけるかどうか、自分自身との対話が続いております。今のところ観にいくことはできないと思っています。劇団主宰者・作・演出家として、沈黙を保つのみでなく、演劇人・社会人として果たすべき役割があるように思います。)

 

第1位

(2014年 勝手に演劇大賞!)

 5月 スズナリ 月刊根本宗子

 『スズナリで、中野の処女がイクっ!』

 

 

 このあと根本さんの作品にハマっていくこととなります。「月刊」の本公演はすべて観にいっていると思います。❝月刊ねもしゅー❞ によく出演される梨木さんという女優さんがとても好きでした。2022年、今現在、根本さんは「月刊」の活動というよりはもう少し別のプロデュース公演などへの関与が多くなっています。多方面で多彩な能力のある方ですからね。コロナ禍の影響もあったでしょうし、いわゆる売れっ子作家にもなりました。私としては「月刊」に熱中しているときの根本さんのほうが好きでしたが、もちろんご本人の意向を尊重したいですし、演劇というものを生業にしていく、というときに様々な選択をしていかなければならないことも承知しています。

 でもまたいつかスズナリとか小さなハコで「月刊」観たいです。

 

 ※2014年というと、もう8年も前のことになるのですね。

  遅ればせながら「勝手に演劇大賞!2014」の記事更新でした。