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 中華圏の春節(旧正月)の連休で、北海道にも多くの中国人や台湾人らが訪れている。ブランド品などを大量購入する「爆買(ばくがい)」が話題になっているが、実際はどうなのか。札幌の街で旅行者に聞いた。

【ドラッグストアで100万円ほどの札束を出す中国人男性も…】

 21日の昼下がり。札幌市内の大型量販店では、家電やカメラのコーナーで品定めをする中国人や台湾人らの姿が多く見られた。家電では、日本製の炊飯器や電子レンジなど持ち帰ることのできる製品が人気の的だ。



 中国から家族3人でやってきた自営業の男性(53)は炊飯器やドライヤー、美容器具など約28万円分を購入した。中国国民の年間平均可処分所得は約30万円だが、この男性の年収は約570万円で、買い物の予算は約57万円。「日本製品は有名だし、信頼できる。中国で買うよりも安い」と満足そうだった。



 衣料大手・ユニクロの商品も人気がある。中でも機能性下着は需要が高く、中国で手に入らない高機能品をまとめ買いする人が多い。JR札幌駅前のユニクロ店ではダウンジャケットやパーカなどを大量購入したり、別の店とはしごをしたりする人がいた。



 中国人のエンジニア夫妻は下着5枚などを買った。妻(37)は「すごく暖かいんです」と笑顔。夫(44)の年収は約760万円、買い物の予算は約38万円で電気製品や日用品も購入。旅行目的はスキーなどで、空いた時間に買い物を楽しんだという。



 この一家のように、道内を訪れる人の主目的は観光だ。ブランド品を買うなら東京に行けばいいからだ。道内旅行者は日中はスキーなどを満喫し、夕方から買い物に出掛ける。札幌市中心部の狸小路商店街も夜のとばりが下りると、土産物屋や量販店がにぎわいを見せる。



 中でも目立つのが免税店の許可を得たドラッグストア。店内は、薬や化粧品などでいっぱいになった買い物かごを両手にした旅行者らでごった返していた。新婚旅行中の台湾人の男性介護士(38)は、親戚らに頼まれて歯磨きや湿布薬を袋いっぱいに買った。「日本の製品は質がいいし、台湾の半値で買える」と話し、妻(39)は「お菓子もいっぱい買った。また来たい」と喜んでいた。



 千歳市の新千歳空港では21日、春節で北海道を訪れた人たちの帰国ラッシュを早くも迎え、出発カウンターは大きな手荷物を預ける中国人や台湾人らで混雑していた。【立松敏幸、久野華代、野原寛史】