ママはテンパリスト
by東村アキコ
確かダ・ヴィンチで特集を組まれたりと、昨年一昨年とブームを巻き起こした「ママはテンパリスト」、通称ママテン。
作者の東村さんとその息子ごっちゃんとの、毎日育児でテンパってるお話…なんですが、
ただの親子のコミックエッセイと思っちゃいけません。
まあごっちゃんがすごい

産まれたてから小学校にあがるくらいまでのお話ですが、
だいぶ衝撃的なことをやらかします。
まだバブバブ言ってるころ、洗面所の排水溝にティッシュを詰め洗面台から水を溢れさせ、
溢れた水の下に座り込み滝修行とか。
納豆の海で泳いだりとか。
ごっちゃんがおっぱいをいつまでも卒業できず、おっぱいおっぱい言ってるので
このままでは息子が鶴光のような大人になってしまう。
考えあぐねた結果、東村さんはおっぱいに「ゴルゴ13」を描くことに。
さあごっちゃんの反応は⁈
などなど、お子さんがいてもいなくても相当楽しめます。
私的にツボだったのは、
東村さん友人のお言葉。
「アキコはん、チビッコ男子は全員キムタクやで!」
ママ…泣かないで…抱きしめてあげる
ママ…かわいいよ…
ママ…悪いことしたら えーんだよ…
byごっちゃんのセリフ
親に守られてるのに
上から目線のセリフの数々、
やはりキムタクだと思います。
漫画をあまり読まない友人まで、
これは一家に一冊だね
と購入を決意したほどの素晴らしいエピソード、ぜひお手にとってご覧ください

注)本気で吹き出してしまうので、電車内で読むのは避けた方がよろしいです
さてごっちゃん程の破壊力はありませんが、姪っ子が幼稚園の頃のお話。
「おねーちゃん、マッハージして~。」
この子は「マッサージ」と言えずになぜか「マッハージ」と言っていました。
「じゃあいくよー。
足の裏気持ちいい?」
「そうじゃないの!
お仕事ですかって聞いて!」
「ああ~
、はいはい。お客様、今日はお仕事お休みなんですか?」
「そうなの~。
毎日お仕事大変だからマッハージに来たのよ~。」
(奥様口調)
「あらあ、お忙しいんですねえ。」
「今日はパパがお仕事だから、わたしお迎えに行ったりとか、1人で色々忙しいんですよ~。」
……以下延々続く。
「お客様、本日はありがとうございました。
またのお越しをお待ち…」
「おねえちゃん!
まだマッハージ終わってないのよう!」
もう一回繰り返し。
「お客様、本日はもう閉店なんですの。」(⬅いいかげん疲れてきている)
「あらもう?残念だわ~。
じゃあ明日また来ますわ~。」
明日もかよ!
…という、店員と奥様ごっこが彼女はお気に入りでした。
で、奥様口調で上から言うくせに、幼稚園児なもんで「マッサージ」が言えないという。
こいつももう小6になりました。
今度はお姉ちゃんがマッハージしてもらう番ですな。
