えー、意外に好評でしたお湯っこマン、本日の記事は主役じゃありません。


今日の主役は(も?)甥っ子です。


何年か前、私の母と妹とその息子、つまり噂の甥っ子が我が家に遊びに来ました。




実はですねえ、そのひと月くらい前から台所に立ってると視線を感じることが良くあったんですよね。



でも、その時は誰もいないんですよ。

おかしいなあ、これは…ひょっとしてアレか…?漢字ニ文字、ひらがな四文字の。



お話しますと、私は全然そういうの見たことございません。

ただ、うちは代々と言いますか、それなりに強い人が結構いるといいますか…

とにかく私は見たことないし見ないのです(希望)。



この時ばかりは、いるなあ、多分。
しかもあそこ、と随分具体的だったんですが、怖がりの私にしては怖く無かったのです。



皆が泊りがけで遊びに来てくれたので、初日は昼にわーっと観光し、妹と深夜に二人会をしておりましたところ。



妹「あの~お姉ちゃん、非常に言いづらいんだけど。
あの辺りにさあ、いるんだよね。」


私「わーっやっぱりか‼
どんな感じさ」


妹「私は最近もうあんまり見えないよ。ほとんど。
なんとなくボヤッとしか。」


私「そんな半端な情報は要らないんだよう!
生きてるバージョンなのかとか、そういう情報を頂戴よ。」


妹「ぜーんぜんわかんないね。ごめーん。」



時刻は1時過ぎ、なんの解決にもならない話をしていたのですが、さすが妹閃きました。


◯◯(甥っ子)に朝聞こうよ。
ちびっこは良く見えるから。
こないだもなんか言ってたもん。


という訳で、朝イチで聞いてもらいましたよ。

妹「ねえ◯◯、このおうちには今お湯っこマンと、誰々がいるでしょう?
他に誰がいる?」


ちょっとーそんなストレートに!
と思ったら

「おとうさん‼」

と元気に甥っ子はお返事しました。

お、おとうさん……?


ちょっと、それはあんたのパパって事⁉おーい!

きゃはははーと甥っ子は去って行きました。



妹と顔を見合わせ、
「おとうさんだって。」


妹「いやいやいや、あの年頃の子にしたら、20代後半から40代はみんなおとうさんだよ。
うちの旦那じゃないことは私にも分かるさ。
あの子はこういうので嘘ついたりしないよ。
それにあの子全然怯えてないし、
いつもの通りだから多分大丈夫だよ」

そ、そうなのかあ。



気になっちゃいまして、知り合いのある先生に電話させていただきました。



先生曰く、気にしなくて大丈夫。
縁者とかでもないから。
古いおうちは出入りがね、色々ね、そのうち居なくなるから。



という、とにかく一安心なお言葉をいただきました。



それ以来何もありませんし怖くもないんですが、おとうさん事件という名で甥っ子伝説が増えました。



あの天真爛漫さ、

あいつ、けっこうやるな…

と思った日でしたとさ。