地熱発電とインドネシア

我々の住んでいる日本は、火山大国です。

火山大国日本と同じ境遇の国の一つにインドネシアのジャワ島があります。

アメリカの石油大手シェブロンは、このジャワ島で、

活火山のエネルギーを利用して発電をする

地熱発電プロジェクトを推進しているそうです。

シェブロンは、熱帯雨林地帯の数十箇所に深さ約3.2kmの穴を掘って、

原油や天然ガスではなく蒸気を掘り出しているそうです。

320度程度に達する蒸気を用いてタービンを1日中回して、

人口およそ960万人の首都ジャカルタに電力を供給するとのことです。


インドネシア政府が、再生可能なエネルギー事業に対する助成金を

拡充するとの約束をしたので、積極的な投資に世界の企業が乗り出してきたようです。

また、環境問題の第一人者は、インドネシアが世界の地熱発電超大国に

躍り出てくる可能性があると見ているそうです。

インドネシア政府は、年率6.6%の経済成長を実現させる目標を

掲げているそうですが、この目標を達成させるための障害となる

エネルギー供給不足の解消を目指そうとしているからのようです。


インドネシア政府は、2025年までに9.5ギガワット分の地熱発電施設を

増設する計画とのことです。

地熱発電施設増設計画での発電能力の拡大によって、

インドネシアの電力供給に占める地熱発電の割合が、

現在の3.5%程度からおよそ33%までに増えると推計されています。


同じ火山大国のアイスランドは、現在地熱発電で電力の27%を

確保しているそうです。



このように火山大国での再生可能発電システムは、

太陽光や風力以外にも地熱発電が有力のようですね☆