Killing time

Killing time

よくわからないようなことをちょこちょこ呟くだけ。
小説を書いては消してをしているかも


自己満足の為に書いているので、ペタは出来るときにしかできません。

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リハビリで書いてみたものの、やっぱり書き方がわからなくなってますね……。

とりあえず新キャラと湊人の仲が悪い離し。




「俺は君が嫌いだよ」


「そうですか、戦えるならボクはどっちでもいいですよ」


ただし、ボクの一撃は当たったら確実に死ぬですよ。

ニヤリと笑いながらそういった凛凪の目は勝つ自信で満たされていた。少し離れた場所にいる凛凪にまで聞こえそうなほど奥歯を噛み締めた湊人の目は憎悪で満たされていた。

過激派であるが、己の目的が達成できるなら派閥は関係ないと思っている凛凪と兄と姉を殺した過激派への復讐を誓い憎しみ続けてきた湊人。二人の相性は最悪に悪かった。あくまで湊人が一方的に憎しみを向けているだけなのだが、それを流す凛凪の態度が余計に憎しみを増やしている。

元より所持している日本刀と拳銃を構え、凛凪を睨みつけるが、怯えることはなくむしろ楽しそうに笑っている。


「戦闘狂がっ!」


「それはボクにとって褒め言葉ですよ。どうぞ、湊人さんから来ていいですよ、手加減してあげるです」


「舐めるな!」


兄からもらった異能、身体能力向上を発動させた湊人は足に集中させることによって驚異的な跳躍力で凛凪に迫る。凛凪の身体能力向上の異能について知っている湊人は体の左側を刀で突き、右側を拳銃で撃った。一点集中しかできない凛凪は同時に攻撃されるとどちらか片方は確実に当たるのだ。それを狙った湊人だが、次の瞬間驚きで目を見開いた。凛凪は間近から発射された弾を完全に避けたからだ。しかも目は弾ではなく、刀の方しか見ていないのにだ。もはや、人間技ではない。


「ボクの勝ちですよ」


その言葉とともに、湊人の日本刀を素手で握り締めた。

咄嗟に刀から手を離し後ろに下がった湊人の前で刀が砕けた。

凛凪は一瞬の間に手のひらに異能を集中させ、そのまま砕いてしまったのだ。血が一滴も出ていないことも驚きだが、折れにくいはずの日本刀を汗一つ流さずに砕いた凛凪の強さには驚くしかない。

日本刀がなくなった今、湊人には拳銃と姉から引き受けた異能しか戦う術はない。そのうち拳銃は避けられてしまうことは先ほど理解した。あとは異能。水と電気、相性はいいが凛凪の一撃で確実に仕留める怪力に勝てるかというと、確率は低い。

しかし、ここで諦めるわけにはいかない。


「まだ、負けてない。俺は、まだ!」


「はーい、そっこまでー!」


再び拳銃を構えようとした湊人の腕を、二つの手が掴む。


「あんさー湊人さんの気持ちもわかるんだけど、ここ、ミナ達のお家ってこと忘れてなーい?」


「落ち着けよ。凛凪はまだ15、あんたは26。11も下の女の子をなに本気で殺そうとしてんだよ」


直人と咸、二人が戦っていた道場の子供達だ。

子供ではあるが、幼少期から両親に戦い方を叩き込まれてきた二人は少なくとも湊人よりは強い。


「あー! 酷いですよー! ボクまだ戦いたかったのに~!」


止められたことが不満なのかドタバタと暴れ出した凛凪に直人が答える。


「母さんが呼んでたぜ」


「師匠がです!? も、もっと早く言って欲しかったです!」


ぶるっと顔を青くして震えだした凛凪は慌てて飛び出していった。その反応に慣れている二人は対した反応もせず、箒と塵取りで日本刀のかけらを集め、放けている湊人にため息をこぼした。


「凛凪に勝とうなんて思ったのが間違いだよ。ミナが負けるほどだよ~湊人さんになんて勝てるわけないよ。うっそだっけどー」


いつもの調子で嘘をついた咸だが今の湊人にはどちらが嘘なのか、わからなかった。あれほどの怪力を持っているなら咸に勝てたとしてもおかしくはない。だが個人的には後者であって欲しかった。子供にも勝てない自分が、悔しくて堪らないから。