心なんて形のない不安定なもの。
そんなもの信じない。
だけど、あの子に出会って、心に触れて、感情を教えて貰って。愛することを、愛されることの幸せを教えて貰って、きっと私は…
嬉しい、楽しい、幸せ、悲しい、辛い、不幸、たくさんの気持ちが他人から流れ込んでくる。流れ込んでくる感情に寄り添ってあげたいけれど、寄り添えない。私には、その感情が理解できないから。何が嬉しいの?何が楽しいの?どうして、自分が幸せなんてどうして思えるの?
小さい頃からそうだった。みんなの輪の中に入れ込めない。感情が分からない私は、他の子から見たら敵。人生で初めての敵。突き放されて、離れて、攻撃されて…
きっとずっと、こんな人生なんだろうって、小学校で理解した。それと同時に歌手になるという点で感情がどれほど大切なのかも理解した。そして、諦めた。
「不良品ね。一体誰に似たのかしら。」
「お前の家族じゃないのか?」クスクス
「分からないわよ?」クスクス
きっと、私が感情を理解できないのは、
神様が私を嫌ったから。