これは、私の前世のお話です。
はっきり言って、めっちゃどろどろしています。
書こうか、書くまいか悩んだのですが、人間は
光を見出すために、大きな闇をかかえている一例として
書こうと決心しました。
カルマの開放とでもいうべきでしょうか。
私は、いろいろな人の前世にアクセスし、現在のつらい
状況における原因が前世における、思い癖であった場合
前世リーディングにて、癒しの提供をしています。
前世の話を知り、その癖に少し気をつけるだけで、
明らかに、すっきりした歩みをとげることができます。
これからも、クライアントさんの許可があれば
順次アップするつもりですが、まずは、私における前世のお話をします。
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時は、明治の終わりから大正にかけての
時代だと思います。
(今から一番近い転生です。)
私が時代というものに曖昧なのは、十分な社会についての教育
がなされてなく、別に私自身それ程そこに不自由さを
感じていなかったからだと思います。
私の名前は千鶴。
自分でいうのは何ですが、美人ではないけれど、
笑顔のかわいい人でした。
いつかは、愛する人と結ばれたい。恋に恋する少女でした。
千鶴は、学校を卒業した後、家事手伝いとして、
両親と兄弟とくらしていました。
ある日、農繁期であり村の大人たちがそれぞれに
忙しい事もあり、近所のこどもを預かる仕事を彼女は、
始めます。
預かるといっても、ただ千鶴の家に、子供が連れられて
きたのでいっしょに遊んでいるだけ。
それでも、口コミで広がり少しの収入と、小さいながらも生きがいを
持って仕事ができることに喜びを感じていました。
子供たちも親にきちんと言われていたのでしょう。
どの子も割りと素直で、千鶴一人でしたが、
その託児所は大きな問題にも見舞われず、日々は
過ぎていきました。
子供たちと楽しく戯れている姿を、一人の男性が見つめて
いました。
又三郎40歳。村では、ちょっと変わってるけど、いい人
と思われていたようです。
彼の仕事は、物書きとの事でしたが、本が売れている様子
もなく、かといってそれ程お金に困っている様子もありません
でした。
細身で、見ようによってはハンサムですが、なんせ千鶴は
20歳。かなり年も離れていたので、知人を介して
結婚の話が来たときは、少し悩みました。
っていうか知人から話がの地点で、その時代ほぼ強制だった
ようです。
新婚のおうちに子供がわらわら来るのもどうかと
周りが、気を利かせて、託児所は解散。
千鶴は、あれよあれよという間に、又三郎の家に嫁ぎ
ました。
なんか自分が、宙に浮いている感じで、結婚って
こんなもんなんだ~とあっという間に片付いてしまった
自分に呆然とするしかありませんでした。
結婚してみると、今まで家事手伝いとはいえ、メインで取り仕切る
のは、母であった為家を任されるのは、初めてのことでした。
母は、私は姑に仕えて、つらい思いをしたから
両親とも他界している又三郎のところに行くのは、
嫁としていい環境だといわれました。
その言葉に、そっかぁ~いい環境なんだ~とよく分からないまま
納得し、まぁ何とかなるのかなと思っていました。
ところが…
千鶴にとって、最大のピンチが訪れます。
片付けられない、お金の管理ができない、時間の管理ができない
料理をしても、それに疲れてしまって後片付けができない
まさに地獄のサイクルです。
今でこそ、収納技術や収納本にあふれていますが
昔の日本家屋の収納って押入れだけなんですよね。
片付けができなければ、物探しに追われ、また、自由業のだんな様
のため、収入が一定しないため、どれだけお金を使っていいのか
わからない。売りに来たお魚やさんに釣られて、ついついお魚を
かってしまい、お金が底をつくこともありました。
あっという間に時間が過ぎて、一日が終わる。
なんとなく、何ができたのか、何ができなかったのか
も分からずただ疲れている自分が、いました。
だんな様の仕事は、本当に小説家でした。
部屋にこもり、何やら真剣に書き物をしていて、書きあがると
外出していました。
でも、内容は一切みせてはくれず。
千鶴は、どんどん孤独を募らせていきました。
続きます![]()