水星の獅子座入宮と、深い洞察 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

 

本日6月27日から水星が獅子座に入りました。この水星は7月18日から8月11日まで逆行し、トータルで2か月以上、9月2日まで獅子座に滞在します。水星の滞在期間としては長めですね。

 

獅子座という明るく、前向きでポジティブなサインに水星が入ると、これまで行き詰まっていたことに対して「こんなふうに解決できるかも」と、創造力やアイデアが湧いてくるかもしれません。

 

また企画力も高まるため、夏の遊びや旅行のプランを立てたり、新しい仕事のプロジェクトを立ち上げたりするにも良い時期となるでしょう。

 

この時期は、人前で話す力や表現力、プレゼン能力、演出力も高まりやすくなります。自己表現を磨いたり、アイデアを発表したりすることがスムーズに進む可可能性もあるでしょう。

 

その一方で、コミュニケーションにおいては自己中心的になりやすく、自分の意見を誇張したり、否定されると過剰に反応したりする傾向も出てきます。

 

他者との関わるときは、ちょっと意識していきたいですね。

 

 

さらに現在、獅子座の向かいの水瓶座の初期度数には冥王星があるため、水星が獅子座に入ると、180度オポジションの角度を形成します。

 

この配置は1週間〜10日間ほどの短期のトランジットではありますが、非常に鋭く、個々の心理に強く作用するかもしれません。

 

ポジティブな影響からご紹介すると、この配置は洞察力が非常に深まる時です。180度では対象がはっきりとしている方が効果的で、たとえば「特定のテーマを深掘りする」「徹底的に調べる」「技術を極める」といった活動に適しているでしょう。

 

冥王星の深く徹底的な洞察を活かして、物事の見方を根底から改めたり、価値観を大きく広げたりするチャンスでもあります。

 

「真実はこうだった!!」と隠されてきたことが明らかになるときでもありますね。

 

過去の傷を癒したり、事実認識を改めたりするにも適したときなので、過去の出来事を改めて見つめ直し「本当は何が起こっていたのか」「自分はそのとき何を感じていたのか」「そこにはどんなニーズがあったのか」と、丁寧に再確認することができるでしょう。

 

冥王星は表層を超えて、本質を見極めることを助けてくれます。そのため、思い込みによって傷ついていたときは、そこから解放されるきっかけになるかもしれません。

 

誰かや何かに傷つき、それを長年引きずっている人は、出来事だけを思い出しては、怒りにとらわれていることがあるでしょう。

 

冥王星はその怒りの下にある「私はどれほど傷ついていたか」「本当はどうして欲しかったのか」という、深い感情に触れることを助けてくれます。

 

また、180度のオポジションは「相手の視点に立つ」ことを促します。その立場になって感じ、考えることができると「気持ちはわかる」「仕方なかった」と、許しはしなくても、理解に近づくことができるでしょう。

 

 

一方、ネガティブな側面では、対人関係や対象への拒絶や不信感がピークに達する可能性もあります。

 

過去のトラウマやパターンが再燃したり、いつもイライラする相手や状況がさらに本気で許せなくなったり、強迫観念にとらわれて恐怖や不安がぐるぐる巡ったり、情報過多で思考が疲弊したりすることもあるでしょう。

 

思考(水星)が囚われる、あるいは徹底的に追い込む、という感じですね。

 

そのため、対立や、不信、拒絶、強迫観念など、思考やコミュニケーションの不調和が目立つようにもなるでしょう。

 

長年続いた対立を終わらせるのも、因縁をさらに深めるのも、同じ水星と冥王星のオポジションの影響だということです。

 

あなたはこの短い水星のトランジットを、どちらの方向に、どんな風に使いますか?