3月29日19:59に牡羊座で新月を迎えます。
春分を過ぎた直後の、6ハウスでの新月。ちょうど年度替わりの時期でもあり、体制やシステムを変える動きが、あちこちで見られるタイミングになるのではと感じます。
5ハウスには魚座のステリウムがあり、“アイデンティティのイメージチェンジ”を促す配置です。つい先日の春分図にも示されたように、2025年は誰もが少なからず、自分自身のイメージを刷新していく年でしょう。
ちょうどX(旧Twitter)で「京都のあぶらとり紙で有名な『よーじや』がイメージロゴを変える」という投稿が流れてきたのを見かけました。
新しいロゴは、これまでの京都らしい雰囲気をまったく感じさせないもので、コメント欄を読んでいると、おおむね不評です(笑)
ですが、よーじやのロゴ変更のコンセプトは「これまでの『おみやげ屋さん』から『いつものお店』へとイメージを変える」ということでした。その意味では、あえて京都らしさを手放すのもアリで、全国展開も視野に入れるなら、むしろ自然な流れかもしれません。
ただし、この“脱・京都”の戦略がうまくいくかは未知数です。
でも「うまくいくかどうかはわからないけれど、新たなゴールをめざして突き進むぞ!」という、挑戦する姿勢こそが、まさにいまの星の巡り――牡羊座の新月の象徴だと思うのです。
これまで積み重ねてきた歴史を大切にしながらも、これからも生き残っていくために、あえて大胆にガラッと変えていく。
アイドルだった女の子が、本格的女優を目指すように。サラリーマンが思いきって、飲食業界に飛び込んでいくように。
すでに定着したイメージをリフレッシュして、新しいイメージを浸透させるには、ある程度の時間がかかるでしょう。「なんちゃって」ではなく、本気の挑戦で、本物なのだと世間に認識されるには、それなりの実績を重ねる必要もあります。
新しい挑戦は、簡単にうまくいくものではなく、その過程で「以前の方がよかったかも」「元に戻りたい」と感じることもあるかもしれません。
それでも、私たちは時代の要請に応えて、さまざまな仕組みを見直して、前へと進んでいくのでしょう。
人生は続いていき、私たちは生きていかなくてはなりません。
強く、賢く、たくましく。内なる闘志を奮い立たせて、あらゆるものを見直していく――そんな牡羊座の新月です。