魚座の最後の周期にこそ、感情の浄化を | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

週末はオンラインで2024年下半期の星のめぐりについて、いろいろシェアしていたのですが、改めて、来年2025年の天体移動前のダメ押し感がすごいなーと感じております。

 

特に土星と海王星が揃って新しい周期に突入するのが大きいのですが、両星にとって、ひとつの周期の最後の1年なんですね。

 

時代の大きな移行であると同時に、やっぱり魚座の土星と海王星ですから、誰もがいつもより繊細になりやすく、これまで見過ごされてきたような、感じないようにしてきたものが、次々と過去から追体験のように出てくるときだと思います。冥王星もどっぷりと逆行していますしね。

 

この「自身の内側から湧き上がってくる感情を認知すること」がとても大事な時期です。こういったワークはいろんなところでなされていると思うのですが、実際のところ「感じることの大切さ」を話しても、きょとんとされて、よくわからないという反応をされることもとても多いです。

 

感情を司る水の星座族でさえも、わかりにくく感じる人が多いようですね。

 

そういう方はよくよく話を聞いてみると、土星のセーフティネットが強く働いていて、自身の傷つきやすさを守るために、なるべく心が揺れないように、余計なことを言わず、望まず、せずにいることもあるようです。

 

 

蠍座を代表していわせてもらうと、感情をぶっ放して、自身でしっかりと認知することは非常に大切です。特に負の激しい感情。

 

これこそ、蠍座の担当エリアなのですが、まず認知することがむずかしい。

 

でも「よくわからない」と言いながら、誰かや状況への不満を感じている人はとても多いんです。それですよ、それ。

 

文句をいっておきながら「まあ、そうはいっても仕方ないし」なんて、まとめないでくださいね。そうやって浮上してきたものを、いっとき眺めてから、冷蔵庫にしまわないようにしたいのです。

 

その不満の背後に、苦しみや悲しみや痛みの感情があります。

 

それをしっかりと認知したいのです。

 

それは決して相手にぶつけることではありません。安全な場所で、ひとりで自分自身の心と向き合って、のたうちまわるのです。

 

嘆き、怒り、苦しみ、みじめさを味わい尽くましょう。

 

これをしないと、負の感情が積もっていきます。一枚一枚はしゃぶしゃぶ肉のように薄くスライスされていたとしても、ある程度の質量になると、それは呪いに転じます。それがさらに増えると呪物化するんですよ。

 

特級呪物は先祖代々の連鎖となって、親から子へ受け継がれていきますね。拒絶や怒りや罪悪感という形で。そういったケースをたくさん見てきたし、体験もしてきました。

 

 

乙事主さまのようになる前に、安全にのたうちまわって、感じ尽くしましょう。

 

悲しみや怒りや嘆きや苦しみはいっときのあいだ、全身を激しく駆け巡りますが、それをゆるしていると、やがて去っていきます。

 

激しい嵐のあとのように、自身の心身を晴れやかに磨き上げて。

 

何層にも積もった悲しみや痛みや拒絶の層を、海王星の165年分、ピカピカに磨いてみるのはどうでしょうか。

 

野焼きのあとで灰が滋養となって緑がすっかりと生まれ変わるように、ファミリーツリーがフレッシュに蘇るのではないかと思います。