今夜から太陽が双子座に入り、23日は射手座の満月。24日に金星が、そして26日の朝には木星が双子座に……と、天体イベントの多い1週間ですね。
もうすでに忙しくしている方も多いと思いますが、ますます加速的にやることも情報量も増えて、ルールも随時、変わっていくことになるでしょう。
双子座の時期に大事なことは、決めすぎないこと。瞬発力と柔軟性で、その時々で考えていく感じですね。
好奇心が高まるので、つい予定をどんどん入れがちですが、それを変えたり、やめたりしてもよいかと思います。
柔軟星座の特徴は、受け身かつ変わり身であることですね。
昨日は横浜で「占星術とタロット」の探究会だったのですが、ちょうど運命の輪から悪魔あたりまでのバラエティ豊かなラインナップでした。
これからの時期に特に大事だなと感じたのは「吊るされた男」。これは海王星と関係するカードです。
彼は吊るされていて何もできないのですが、これぞ海王星の本質である「明け渡していくこと」を体現した姿。
エゴからしたら、明け渡していくこと、手放していくことは恐怖です。なくなってしまう、どうなるかわからない、コントロールできない。これらは怖いわけですね。
しかし危機的な状況を切り抜けるためには、ときに身体の力を抜いて、流れに任せることも必要です。そうすることで、あるべき場所にぴったりとたどり着くのでしょう。
毎日たくさんの情報と用事がめいっぱい詰まっていると、ついそのことを忘れてしまうかもしれません。
しかし、あえてスペースをひらいて、流れにまかせると、本当に必要なことや、次にやることがおのずと見えてくるでしょう。
私は基本的に人生における重要なことは、占いで決めることにしています(笑)
どうでもよいことは自分で決めますが、大きな決断は、大きなものにゆだねます。おおむね、タロットか、夢か、どちらですね。
この人との関係をこれからどうするか。結婚するか。引っ越しするのは今でよいのか。この家で良いのか。やめるのは今か。
エゴは「好きか、嫌いか」「得か、損か」「正しいか、否か」といったところで判断しようとしますが、エゴを超えたところからやってくる答えは、私たちが最も世界とシンクロするところへと導いてくれるでしょう。
吊るされることでルーン文字の叡智を得た知恵の神の如く、明け渡して、待っていると、おのずとベストな答えがわかるという。
そんな軽やかさも、体験していきたい時期ですね。