火星が牡羊座に入って3日目の朝に、めちゃくちゃ怒っている夢をみて、ほとんど文句を叫びながら目を覚ましました。
私の潜在意識は、相当怒っていたようです。
夢の中で私が怒っている相手は旦那で、その理由は彼が勝手に家のリフォームをしてしまったため。私のあずかり知らぬところで、別のふたりの女性に相談して、決行していたのです。
私は完成した部屋をみて「どういうこと!?」と怒り、さらに私ではない、別の人に相談したことで、重ねて腹を立てていたのでした。
「なぜ、あなたは私ではなく、彼女たちに相談をしたのか?ここは私とあなたの家なのに!!」と私は主張し、「わかってるよ~」とぼやく旦那に「いいや!! わかっていない!!」と激しく叫びながら、目を覚ましました。
こういう夢を見たときに、真っ先に疑うのは、内容は異なれど、同じような状況のフラストレーションを感じることが最近にあったか?です。
「自分がないがしろにされて、あずかり知らぬところで、勝手に決められて、腹を立てたか?」ですが、すぐに思い当たることがありました。
ある仕事において、提案するだけさせられて、こちらから企画を出したものが、その後一度もフィードバックされることなしにどんどん進められていき、勝手にアレンジされて、その結果だけを押し付けられて「これでやってください」と言われた過去の経験を、ちょうど前日に思い出していたのでした。
それが、相当フラストレーションだったんですね。
相手が力のある人だったので、それを飲み込んで引き受けたのですが、腹のなかではまったく怒りが収まっておらず、こういう夢の形でようやく昇華されたのでしょう。
時々このような「強い圧力でこちらをコントロールする人物」を引き寄せてしまうのですが、これは私と母親のあいだの古いパターンからきています。
子どもの頃に一方的に強烈に押し付けられた数々の経験が、他者との関係で同じものを繰り返させるのでしょう。
「経験からやってくるパターン」は意識的なもの、無意識的なものを含めて、私たちがみずからそれを自覚し、交渉し、その力をみずからのものとして統合されるまで、再現され続けます。それは長い道のりですね。
ぼんやりと現れる亡霊が、どこからやってきて、どうしてそのような形をとることになったのか、その来歴を見極めて、その心残りと感じきっていない感情を余すところなく聴いてあげることで、それは成仏するのでしょう。
怒りとフラストレーションは、そこに目覚めるための最初の一歩なのだと感じます。