蛙化現象と、天王星の病理 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

『蛙化現象』という言葉がZ世代で広く使われているようですが、これはそのまんま、天王星の病理だと感じます。

 

元々の意味は心理学者さんが見出したもので「相手が自分に対して好意を持ったことをきっかけに嫌悪感を抱く」という現象を指していたようです。

 

これがZ世代によって、幅広い意味を持つようになり「相手のちょっとした態度やしぐさで、好きだった人を嫌いになってしまうこと」と、認知されているようですね。

 

気になっていた人と仲良くなったら、向こうからアプローチかけてくるようになって、興ざめしたとか。

 

追いかけているあいだは楽しかったけれど、振り向かれたらいやになったとか。

 

好意を抱いていたけれど、性的な対象として見られるようになったら、気持ち悪くなったとか。

 

自分から仲良くなろう、興味がある、気になると近づいていったものの、向こうがその気になった途端「面倒くさい」「気持ち悪い」「縛られてる」といった感じでプイッとなってしまう感じでしょうか。

 

これぞ、まさに天王星の病理です。

 

 

天王星が効いている人のチャート、特に個人天体とのコンジャンクションやオポジションがあったり、11ハウスや水瓶座が強調していたりする人は「天王星をモノにしていく」という課題を持つでしょう。

 

それは無意識のうちに天王星の強いエネルギーに振り回されるのではなく、自分の内側で、天王星と交渉しながら、使いこなせるようになることです。

 

その第一の課題に「人間関係を長く保つことができない」というものがあります。

 

どこに属していても、しっくりこない感じ。最初は良いのだけど、途中から縛られているように感じたり、急に飽きて興味を失ってしまったり。

 

あちこちに出かけて、そこで新しい関係を作り出すものの、長く続けることがむずかしく、すぐに気が変わってしまうのです。

 

その背後には理想主義や完璧主義に基づく、変革を求め続けようとする天王星の欲求が隠されていて、それを自覚しない限り、誰と付き合っても、急に嫌気がさして、アラや嫌な部分が目につくということが起こります。

 

1996年から天王星が、1998年から海王星がそれぞれ水瓶座に入りましたが、2003年に天王星が魚座に入るまでのあいだに生まれた人たちは「天王星・海王星が水瓶座の世代」となるので、この傾向が特に顕著になるのでは?と感じます。

 

海王星は2012年まで水瓶座ですから、その後の世代もこれに続くものがありそうですね。