月の満ち欠けと、品位との関係 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

こないだ「月の品位」について、インスタにアップしたのですが、その補足をしたいと思います。

 


月はドミサイルである蟹座に位置しているときに本領を発揮して、向かいの山羊座にあるときはデトリメントとなって、力を発揮しにくくなります。

 

これが表していることは、月の本来の機能を考えるとわかりやすいのですが、月は絶えず満ち欠けしています。それは自然のリズムであり、波が満ち引きし、花が咲いたり閉じたり、産卵が促されたり、動植物の活動が活発になったり、休んだりということとつながっています。

 

月には波があるのが本来で、それを最も自然に発揮しやすい配置が蟹座であるわけですね。この配置は、気分屋で情緒の波を作り出すともいえます。

 

気分の良いときは明るく世話好きでみんなの面倒を見て、周囲に尽くすけれど、あるとき急に「もう誰の面倒も見たくない。家事も何もかもしたくない」と自室に引きこもるのです。

 

このアップ&ダウンの落差こそが、月の満ち欠けであり、本来の自然な姿なわけですね。

 

このダウンのときに、その星座の特性が「欠ける」ような動きがあるため、愛先生は「月は欠損である」と、おっしゃったのでしょう。

 

このアップ&ダウンがあるという意味に­おいて、すべての月には二面性があるといえます。正確には欠けていく途中、満ちていく過程もあるので、多面性ですが。

 

 

そうするとデトリメントの山羊座の傾向もおのずと見えてくるかと思うのですが、これは土星が支配するので、アップ&ダウンの落差をなくして、均一にしようとするでしょう。

 

すなわち、ひとたび決めたら、体調が多少悪くても、気分がのらなくても、つべこべ言わずにやり続けるような頑なさといいますか。気分や体調のムラをある程度、無視して、一定でいようと土星が働きかけるのですね。

 

疲れていても休まず、感情の揺れ動きを無視して、いつも責任を果たして、一定の成果を上げていきますが、この弊害として、不定期に調子が悪くなって、強制的に寝こまざるを得なくなるか、鬱のような状態になったりする可能性があります。

 

休むことができなくて、時々いきなり強制終了がくるという人は、この傾向が強く現れているのでしょう。

 

月の機能は気分のムラにまかせることで、心身の健康を保っているわけです。

 

それが働きにくいので、デトリメントですね。

 

なのでこのような土星的な月を持っている人は、定期的に休憩して、休み、感情に触れるということを、予定に組み込む必要があるわけです。意識的にムラを創っておくことで、本来の月の機能に近くなるように働きかけるのですね。

 

牡牛座と蠍座の月の配置も、また書きたいと思います。