【新月】2023射手座新月★内に愛が満ちる | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

12月13日8:33に射手座の新月ですいて座


12ハウスの新月で、射手座を支配する木星が4ハウスに。そしてその向かいの10ハウスに金星という、射手座らしい「豊かな雰囲気」が満ちています。

 

この豊かさは物理的であると同時に、精神的な満足ともかかわるでしょう。

 

それは自身の内で欠けていた部分が満たされるようなものですが、それをどのように補うのか、というところにチョイスがありますね。

 

仮に、さみしい思いをしている子どもが、さみしさを補うために、どんなことができるでしょうか?

 

いつも友達と一緒にいたがるかもしれないし、いつもペットと一緒にいたがるかもしれないし、テレビやマンガに没頭するかもしれないし、お菓子を食べていい気分になろうとするかもしれないし、もっと自分の感情に鈍感になることでさみしさを感じにくくするかもしれません。

 

それらはすべて、さみしさからやってくる、心の欠けた部分を埋めようとする行為ですね。

 

しかし、それらの活動は一時的に心の欠けを埋めてくれるかもしれませんが、いっときの体験が過ぎ去ったら、またぽっかりと欠けているさみしさが戻ってくるでしょう。

 


それをもっとも簡単に満たす方法は、さみしさをなくそうとするのではなく「ここにいていいよ」「一緒にここで過ごそう」と、さみしい気分と共にいてあげること。

 

さみしさに伴う孤独感や悲しみや心の痛みも含めて「ここにあっても良いよ」と置いてあげて、それらを抱きしめるように存分に感じてあげること。

 

すると不思議なことに、さみしさで欠けていると思っていた心の部分を、さみしさと周辺の感情がぴたりと満たしてくれるでしょう。


心の欠けを作り出していたのは、さみしさがあるとつらいから、それを感じたくない、遠ざけたいとしていた意識だったということですね。

 

さみしさは嫌。揉めるのは苦手。苦しい思いはしたくない。怒ってはだめ。面倒くさい自分はいてはいけない。


感じたくない自分、体験したくない自分を切り離していくことで、心に欠落したような部分が生じるでしょう。

 

そこを埋めるために何かの行為をするよりも、そこにあったはずのパーツをひとつずつ拾い集めていくことで、再び自分の全部に戻ることができます。そしてそれこそが深い精神的な充足につながるでしょう。

 

自分の全体に還る道。射手座と木星の恩恵。
 

射手座と木星というシンボルは、サンタクロースのような愛と恵みをもたらします。そしてそれは内側に向けることで、自分から生じた、どのような感情でも愛する力となるでしょう。

 

自分の内に、外に、愛の恩恵に満ちた射手座の新月です。