先日オンラインの占星術講座で基礎からずっと同じメンバーで続けてきた中級の講座が終わりました。
最後の2日間でドラゴン・ヘッド&テイルとドラコニック・チャートをやったのですが、やっぱりとても興味深く、面白かったです。
すこし前まではマニアックな扱いだったドラコニック・チャートですが、最近はすっかり市民権を得て、広く知られるようになってきたなと感じております。
たまに占星術はよくわからないけれど、ドラコニック・チャートをセッションで読んでほしいというリクエストをいただくのですが、基本的にドラコニックのチャートは出生チャートを拡張させるものなので、まずは自身の出生図をとらえているほうが理解しやすいのではと思います。
出生図をベースにして、ドラコニックのチャートを重ねてみると、ネイタルだけでは空っぽだったハウスに惑星が入ってくることがあります。
そのハウスは、本人をより成熟させるためのカギになっていますね。
たとえば、これは私のチャートなんですが、内円が出生、外円がドラコニックで、重ねると出生では惑星の少なかった1~3ハウスに個人天体が入ってくることがわかります。
特に1ハウスに太陽と水星が水瓶座で入ってきますが、これは独立したほうがうまくいきそうな配置でもありますね。
仕事運を読むときのコツでもありますが、1ハウスに太陽や水星がある人は個人の裁量で仕事をしたほうがうまくいく個人事業主タイプで、かつ水瓶座というサインは好きなことや趣味を社会的な活動に変えることが得意な質があります。
そういう出生図だけでは見えなかった特徴が、二枚を合わせることで見えてくるので面白いのですね。
また出生とドラコニックを重ねたときに作られるアスペクトは、ほとんど無意識のうちに発動する傾向があります。
なのでこれを拾い出して読んでみるのも面白いですね。
私はドラコニック・チャートが出生から、きっちり90度ズレるので、目新しいアスペクトがほとんどなく、元々持っているものが二重に強調されるばかりなのですが、強いていうなら、出生の活動宮のTスクエアが、グランドクロスへとプチ進化します。
Tスクエアでも活発なのが、グランドクロスで常に回遊魚のように働き続けている特徴がよく表れているなと思います。日常の中で「まったりする」とか「ダラダラする」時間がないし、必要でもないのは、これの影響ですね。
みなさんも出生図が活性化されるハウスや惑星のアスペクトをぜひ見つけてみてください。
出生とドラコニックの二重円はこちらから作ることができます。