聖職に就いている人が、セクハラ・不倫・恐喝・恫喝・汚職など色々な事件がニュースになったりします。
それをTVで見ていたライトは、

『だから、神様に近い人は試されてるんだってば!』

とご立腹です。
なので、聞いてみた。

「そんなに聖職者は試されてるの?」

『うん。とっても。
神様に近いとこにいて、普通なら神様の声を聞いて、人を神様との距離を導く立場。
考えてみて?魔にとって、とても邪魔な存在だよね。
だから、魔は力を持てないように働く。
これはね、聖職者じゃなく、占いを仕事にしてたり霊能者だったりにも当てはまるからね。』

「え、なら、有名な占い師とかスピリチュアルの人とかでも魔に染まる可能性あるって事よね?」

『そうだよ?
何今更言ってるの?
神様の近くで感じ取れるということは、伝えていくという使命がある人も多い。
魔は多く蔓延ってて、巧みに近づく。
気をつけなきゃ。
ちゃんと真っ当な考えでいられたらいいんだけど、そういう人ばかりではないから、魔に取り入られてしまう。
だから、ちゃんと真っ直ぐに相手のことを見て判断してね。』

「わかったよ。」

『ママやぽんちゃんは、ある程度乗り越えて来てわかってるからね。
ライト大丈夫って思ってるけどさ。
可哀想なのは、乗り越えて運命の相手がまだ乗り越えてない場合だよ。』

「どういうこと?」

『夫婦は似るっていうでしょ?
それは、魂のレベルが同じになってるってこと。
同じだから余計に引き合うんだよ。
相手がまだそこまでに至って無い場合、どれだけ縁があっても引き合わないんだよね。』

「それ、困るなぁ。」

『まぁ、魂の相手が乗り越えられる人であると信じるしか無いね。
全ては愛を持って生きること。
神様はちゃんとわかってるから、自分が頑張った分、魂の相手のことも引き上げてくれる。
神様のこと信じようね。』