色んな家族がある。
仲が良く笑い合える家族、理解し合えない家族、存在を感じあえない家族…形は様々です。
今私と友達は一緒に暮らして4匹の犬がいる。
これも一つの家族なのかもしれません。
ライトに家族とは?と聞いてみた。

『家族って配偶者は選べても、親と子供は選べないよね。』

「そりゃね。生まれた瞬間に家族は決まってるからね。」

『まず家族は前世の縁があって、相入れることの出来ない人と繋げられるんだよ。
だから子供であっても理解し合えない事もある。
乗り越えるべき業を与えられてるんだ。』

「理解して、上手くやってくほうがいいということ?
そうじゃないとダメなの?」

『出来るなら上手くやれるのがいいけど、頑張っても何ともならない時もある。
その時は自分で縁を切る覚悟もしなきゃいけない。
でないと、また来世で同じ苦しみを味わうことになるから。
それが子供の業。
だけど、1個覚えていて欲しくて…。』

「なに?」

『子供はそこに産まれようって決めて、生まれて来てくれる。
だからこそ、ちゃんと1人の人間として理解しよう、この子の幸せを願おうって思える人にならないといけないよ。
これが親の業だから。』

「なるほど…。」

『親も子供も1人の人間。
相手がわからないのは当たり前なんだ。
ライトだってママのことわからないよ。
だけど、お互い大切に思うの。
ね、幸せでしょ?
人は誰かを想うことが出来る。
これってすごいことなんだよ?
今生きて誰かを想えるのは凄いことだってわかってね。
優しさが全てを救うんだからね。』