台北日記その5~台湾の食を愉しむ | 養生コーディネーター渡辺真里子のつれづれ日記

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国際中医師で国際薬膳師の視点から、毎日のくらしの中で気づいたこと感じたことをつれづれにつづります。

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◎台北・迪化街で食事をしたお店のお品書き。どれも食べてみたいぞ。



こんにちは。渡辺真里子です。


いつもご訪問ありがとうございます。



今日は

「薬膳師が淹れる季節のお茶会―夏至の会―」を

開催させていただきました。


ご参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。


今回は台湾茶6種と番外編1種のお茶を味わってみましたが、

なんか楽しかったですね~。

(その“なんか”がうまく表現できないですが)


ちなみに、今日の様子は

今回もお世話になったエンクルさんが

ブログにちょこっとアップしてくださっています→コチラ


次回はたぶん秋、ぐらいにやるかも?


よかったらまたご参加くださいね~。



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ありがとうございます☆



***   ***   ***



さて、いよいよ台北ですごす夜も最後となりました。


実は今回の旅、エンゲル係数はとっても低かったのです。

(初日の夜なんて屋台だし)


でも、まあこれは

そもそも台湾自体が総じて食に関する値段が抑え気味であることの

影響大ですが。


そんなワケで、最後の夜ぐらいは豪勢に行こう!ということで

永康街からタクシーをすっ飛ばし、

(このタクシーの運転手さんがクセものというか、結構おもしろい人だった)


台北駅から西の方向の西門駅近くにある

「梅門客桟」 (お店のサイトにリンク・中国語です)というお店に行きました。


ここは、李鳳山先生という気功のお師匠さんがプロデュースする

養生食のお店で、お店のスタッフはみんなお弟子さん。


んで、同じビルの中には養生の道場?学苑?もあるらしいです。


あ、ここに行ったのは、別に深い意味はなく、

私の「台湾に来たなら一度素食の店に行ってみたい!」というリクエストで

来訪決定したんですけどねー。


(素食というのはベジタリアンフードのこと。台湾はベジタリアンの人が多いのです)


お店に着いたのはもう9時もすぎていて、

そろそろラストオーダーという時間だったので

お客さんもまばらだったのですが、

快く通してもらえました。


日本語が話せるメガネ男子(この日はメガネ男子率が高いな(笑))の

スタッフさんをいろいろ質問攻めにしつつ

おすすめコース(スープとメイン・小皿・点心など全部で8品)2種をオーダー。


あくまで養生食なので、

当然お肉は入ってないし、味もとっても薄味でしたが

ていねいにつくられていて滋味を感じるお料理でした。


まさしく「上手!」という感じ。


(どうやら今回は「上手」がキーワードのようです(笑))


例えば、


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ゆで餃子。


当然お肉は使っていないのですが、

うまみ(たぶんキノコ類?)がじんわり感じられてボリュームもばっちり。



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揚げ春巻。


確か中身は大根などの野菜の千切りだったと思うのですが、

揚げたてで皮がパリパリなのと

ソース(マヨネーズっぽい)にコクがあるので

お酒のおつまみにはぴったりな感じ。



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二人で中身を当てようとしたが最後までわからなかった、

カリフラワーのスープ。

(ミキサーで細かくしてあります)


長時間煮込んでるんだろうなあ、的な滋味の感じられるひと皿でした。


ま、中にはこんなのもありましたが。


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…ドリア。。。ちょっと意外~(笑)


おすすめコースのメニューは季節によって変わるようで、

この日は夏バージョン。


食材も清熱のものとか利湿のものとか、あとは滋陰のものとかが

メインに使われていました。


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右下のおしるこは緑豆汁粉。

(たぶん小豆も入ってると思う)


これまたおいしかったです。


それぞれののコースともデザートまで含めて7品ずつの

おひとりさま590元(約1600円)。


なんか物価の感覚がずれてきそうだ(笑)。



そうこうしているうちに、お客は私たちだけに。


そろそろ出ようかしら~、と思っていると、

店長さんらしき女性が話しかけに来てくれ、

「日本からやってきて昨日は猫空、今日は鶯歌に行ってきた」というような

ことを言うと(あ、言ったのは私ではなく極楽天山さんです)、


「じゃあこれ飲んでみて」と

お茶をサービスしてくれました。


見た目、高山茶っぽい色と香り。

(写真撮り損ねた~!残念)


飲んでみると、すんごいうまい!


さっぱりしてるけど、甘みはしっかりあるし、

なにより茶葉自体のいい香りがいつまでも茶杯に残っているのです。

(海原雄山的解説(笑))


出してくれたのは、金萓茶(きんせんちゃ)。


台湾烏龍茶の中でもミルキーな香りが特徴のお茶で、

ややもするとぺったりした感じの香りになることも多いのですが、


このお茶はそんなこともなく、

いつまでも茶杯を鼻にくっつけて香りをかいでいたい感じ。


店長さん曰く、このお茶は道場所有の茶園のお茶で、

弟子のみなさんが茶摘みから製茶までをされているんだとか。

(で、当然ながら有機栽培)


一連の作業が修行も兼ねているようで、

標高の高い高山の茶畑で合い間合い間にスワイショウなどしながら

弟子のみなさんが作業にいそしんでる様子が映っているDVDを

店長さんが見せてくれました。


そんなお茶なので、生産量も少なくかなりの貴重品のようなのですが、

いただくことができてとってもラッキーでした。


(極楽天山さんは茶葉を速攻お買い上げ♪)


いや~、台湾の人たちってなんて親切なんだろ(*^_^*)



***   ***   ***



さて、せっかくなので

これまでご紹介したもの以外で

今回の旅で食べてきた食事をここで一挙ご紹介しましょう。

(といっても2食分だけど(汗))


…いかにエンゲル係数が低かったか、お感じください(笑)。


まず2日目の朝食兼昼食。


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迪化街で。


手前のごはんは魯肉飯。

(お肉がすんごい少ないけど、実は味的にはこれでちょうどよかった)


魯肉飯は各自1杯ずつで、他は2人で分け合う形にして

しめて115元(約310円)。( ̄□ ̄;)



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3日め、鶯歌に行く前に、台北で。


しいたけ黒胡椒麺

(コショウ風味のやきそば?食感的にはやきうどんに近かったかも)

の上に焼いた卵がのっかってます。


これで35元(約95円)。( ̄□ ̄;)!!


ね、安いでしょ?


ちなみに、

この2回の食事をしたお店はどちらもできたてをテイクアウト可能で

(と書くとかっこいい感じするけど、看板には「便當」(つまり弁当)と書いてある)


お仕事前の朝ごはんなのか、お昼休みの昼ごはんなのかを

求める人がひっきりなしにやってきていました。


なんかうらやましいなあ。


けして上等ではないけれど、

こういうできたての食事がそこら中で気軽に食べられる、

(で、そういうお店はたくさんあるのでメニューもいろいろ選べる)というのは

日本じゃあんまりないことですもんねえ。


中国・香港・台湾へ行くようになって改めて感じるようになったのは、


日本ってホントにたくさん食べ物屋さんがあるし

それこそスーパーやコンビニなど食べ物を売っているお店もごまんとあるから

食べるということに関していえば

(よっぽどの事情がない限り)事欠くことはないけれど、


いざ、体調崩した、お腹の調子が悪い、となると

とたんに選択の幅が狭くなるというか、

身体はつらいのに自分で手間かけて料理しないといけないとか


ホントの意味で身体をやさしくいたわるごはんを食べるには

なかなかに難しい環境だったりするなあ、ということ。


日本の外食とか売ってるお惣菜って

お肉が多かったり、味が濃かったり、揚げものが多かったり、で

お腹に負担のかかるものが多いでしょ?


個人的なことをいえば、

おかゆ屋さんが身近にあって

毎日朝ごはんに食べに行くことができればいいのになあ…、

なんて思ったりしてるんですけどねー。



***   ***   ***



話を戻して。


台北最後の夜は養生食を堪能した後

またしても台北駅前の足裏マッサージに行き。

ホテルへ戻る途中、コンビニに寄ってこんなものを買いました。


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血を補う漢方薬である、四物湯(しもつとう)をベースにしたドリンク、

マイカイ四物飲と青木瓜四物飲。


実はこれを買うことも私が台湾に行きたかった理由のひとつだったりします。


台湾では、特に女性が生理後に四物湯などを飲んで

消耗した血を補うことが一般的な養生として広く根付いているんだそうです。


こういうのが身近に手に入れることができるのもうらやましいぞ。


ちなみに、

マイカイカというのはバラ科の花、青木瓜というのはパパイヤ。


ホテルに戻ってさっそく飲んでみましたが…、


おそらく、飲みやすくするために薄めて甘味をつけたりしているんだろうけど

そのために四物湯独特のニオイ(セリ科の生薬の匂い)だけが残って

私個人的には四物湯そのものの方がよっぽど飲みやすい感じがしました(^^ゞ


ひゃー、こりゃこりゃ失礼。



さ、いよいよ翌日は帰国の日。


パズルのような荷作りに頭を悩ませつつ、

台北の夜は更けていくのです。。。



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今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


malico



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