遅めの朝ごはんを準備していると、今日 1人だけオフのテミンが目をこすりながら起きてきた。
オフの日のテミンの起きてくる時間ピッタリに あったかい朝ごはんを準備できて、ちょっと嬉しくなる。
「ヌナー おはよー(p_-) おなかすいたー♡」
寝起きのテミンが見られるなんて、幸せだ。
眠そうな表情なのに、満面の笑顔で朝ごはんを要求される。
「はい、はい、準備できてるよ。朝ごはんにイチゴ牛乳」
かわいいテミンに見つめられて、その笑顔を直視できない…。
ドキドキしていると テレビの中からEXOのカムバの様子が流れてきた。
「あっ テミナ、EXOのカムバ テレビで やってるよ! カイくん出たー。かわいいねー♡」
ドキドキを隠すように 一気に喋る。
と、途端にテミンが不機嫌になった。
「ねぇ、テミナ どうしたの? 後輩たちが頑張ってるの嬉しくないの?」
不安になって聞いてみる。
「ヌナは いっつも カイ、カイって言ってるけど、ヌナは僕のヌナでしょ?」
ソファの隣に座っていて、手首をギュっと握られる。それは痛いくらいだ。
「浮気したら、許さない…!」
いつになく、真剣な表情でソファに押し倒される。ギュっと握られた手首に愛を感じる。
「テミナ… 私が好きなのは、テミナだけだよ…。 カイくんはテミナに似てるから、頑張ってほしいんだよね。でも、ほんとの天使はテミナだけ…」
言葉の途中で 唇を奪われた。
「じゃあ、許してあげる。でも、今日は僕の言うことを聞いてね。そして、僕といる時は カイの話しはしないこと。約束だよ? 미워ヌナ…」