私の安否を心配してくれていた人がたくさんいたことを
実家に帰ってきてまた改めて感じて
本当に嬉しく思う
それと同時に
私の無事がわかって完全に他人事のように生活する家族に
苛立ったりもする
私の友達が知人が大事な人達が
あそこで必死に生きているのに…！
…でも思った
私が今やるべきなのは
それで苛立って
ケータイやテレビとにらめっこして
情報得たり安否確認したりして電気を浪費することじゃなく
ニュースしかやってないテレビを観てつまんながってる小学生の妹の相手をするとか
イライラして学校で問題ばかり起こしてる中学生の弟の相手をするとか
家事を手伝うとか
祖父の一周忌の準備を手伝うとか
祖母のお見舞いに行くとか
お彼岸のお墓参りに行くとか
今いる場所で
私ができること
やるべきことを
やらなきゃいけないと思う
知らない内に
それぞれが自分のやりたいことばっかりやるようになって
家族を大事にしなくなった水上家は
家庭崩壊に近いものがあって
…だから
お母さんも重い病気になったし
大也は学校で超問題児になったし
菜津もどんどんわがままになってるんだと思う…
どれくらいの時間かはわからないけど
少なくとも今私は
やることもなく実家にいる
せめて今は
水上家の長女に戻って
おかえりって
妹や弟の話を聞いたり気にかけたりすることが
私がやるべきことなんだと思う
…みんながんばれ