唐突ですが、私は日本酒が好きです。

ほぼ毎晩、少量(!)頂くのを楽しみにしていますが、その時によく使うグラスがこちら。

 

松徳硝子の「うすはりグラス」です。

美しいフォルムでしょう!?

その名のとおり薄手の華奢なグラスです。

ガラスの厚みは、何と0.9ミリ。

 

この薄さゆえ、口当たりが軽くてお酒が美味しく感じられるのです。

なぜ、私がこのグラスを愛用しているかというと、

・美しい

・美味しく感じられる

ということに加え、もう一つ理由があります。

それは、このグラスが白熱電球のガラス製造の技術で作られているからなのです。

 

松徳硝子は、電球のガラスを生産する工場でした。

創業は大正11年。

当時は職人さんがひとつひとつ手吹きで製造していたのですが、やがてガラス球の製造は機械化されるようになります。

こうして電球用としての手吹きガラスの需要はなくなってしまいました。

しかし松徳硝子は、この技術を残し伝承することにしたのです。

このようにして出来たのが「うすはりグラス」というわけです。

 

この技術は凄いのですよ。

実際にうすはりグラスを手にとって見るとわかるのですが、このガラスはとても薄い上に、全ての部分の厚さが均等です。

 

手吹きで、極めて薄く全体が均等の厚みとなるように加工する技術はまさに職人技。

この技をグラスという身近な製品に活かして残された松徳硝子は、なんと素晴らしい企業なのでしょう。

 

このような古の照明の技術が活かされている製品ですので、仕事でお世話になった方への贈り物にも「うすはりグラス」を選ぶことが多いのです。