大変ご無沙汰いたしました‼

文具集めで散財したことがバレ、危うく捨てられるところだった江口が、
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(おもしろ猫画像より)


久々に帰って参りました。
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(懲りてねぇー‼)


今年はいろいろな手帳を試してみると決めて、
あれこれ使ってみていますが、
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トラベラーズノートは離し難い魅力があり、
特にレギュラーサイズは、ひどい肩こりになっても懲りずに、結局持ち歩くことになるのです。
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しかし……

リフィルの紙の白さがあまりに眩し過ぎて、
最近めっきり老眼気味(゚o゚;;の江口には強烈なのでありまして……

なんと、

紅茶か珈琲で染めてみようという強行手段に出てみることにしました。

いきなり本番は不安だったので、

まず、
こちらのワトソン紙で紅茶染めと珈琲染めの実験をしてみました。
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珈琲は、U◯Cのオリジナルブレンドをエスプレッソ気味に、
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紅茶はト◯イニングのダージリンティーバッグを3つどーんと。(ティーバッグなら、濃さの調節が簡単です。)
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こんなふうに5~10分浸して、
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キッチンペーパーの上に並べて乾かしました。
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向かって左が珈琲染め、右が紅茶染めです。
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こうして写真でみるより、実際はもう少し濃い色合いに仕上がっています。

紅茶は微妙に赤みがかったクリーム色に、珈琲はちょっと焼き過ぎたトーストみたいな色合いに‼

もっとクリーム色を目指したい場合は、紅茶と玉ねぎの皮を一緒に煮出すと、より近いイメージになるそうです。

また、インスタント珈琲でも染められるとのことでしたので、やってみたら、
どれがインスタント珈琲染めだったかわからなくなるくらい、同じような色合いになりました。
(なんだ、こっちの方が楽じゃん!……いやいやいや、雰囲気が大事なのであります。)

乾くまでは、いかにもインスタントの香りがしましたが、
乾ききってしまうと、
香りはしませんでした。

あらかじめシワをつけて、
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紅茶染めにすると、
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ファンタジーものの魔法の書みたいな、宝の地図みたいな……。

半乾きの上から指に紅茶をつけてニュアンスを出して、マスキングテープを貼ってみました。
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こんなレトロ風の紙には、mtマスキングテープの図鑑シリーズや、
倉敷意匠のオールドブックなんかがピッタリですね。
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では、

いよいよトラベラーズノートのリフィル染めに挑戦です。
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今回は紅茶を使います。

紅茶を濃いめにたっぷり作って冷ましておきます。
熱すぎると紙の波打ちが激しく、紙質も劣化するらしいのです。

使ったのは、先ほどと同じダージリンのティーバッグです。

紅茶をさましている間に、
リフィルのステープラー針を外しておきます。
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リフィルを広げて入れられる器がなかったので、
焼肉プレートの受け皿を使いました。
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(一気に興ざめしますので、あらかじめ素敵な器を用意されることをお勧めします。)

リフィルを1枚1枚、染み込ませながら入れていきます。

5分~10分程浸した後、そっと1枚ずつキッチンペーパーの上に並べて乾かします。

この時、紙を破かないように気をつけてください。

温風があたると、紙が波打つかもしれないと思い、
1晩、暖房のない部屋でゆっくり乾かしました。

それでも少し波打ちましたので、
アイロンを低温にしてかけました。

いい具合にムラになって、レトロなイメージです。
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1枚1枚表情が違います。
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トラベラーズノートのリフィルは真ん中をステープラーで留めて、二つ折りにしてある形ですので、

内側から外側に向かって紙幅が微妙に大きくなっています。

端で揃えてみると、これだけの差がありますので、
綴じてあった順番に重ねます。
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今回は、刺繍糸を針穴に通して綴じてみました。
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なんだか可愛いので、内側でリボン結びにして、
結び目に工作用ボンドを楊枝の先で付けました。
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いかがでしょう。

通常のリフィルとの比較です。
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こちらはクラフトリフィルとの比較です。(向かって左側が紅茶染めリフィルです。)
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さて、

この紙に文字を書くとどうなるか、よく使うペンで、さっそく試してみました。

ラミーサファリFとEFで万年筆インク3種類、
◦プラチナ 「ブランセピア」
◦エルバン 「ムーンシャドウ」
◦セーラー 「ピッシュ」

ゼブラ シャーボXの替芯(JSB-0.4)
◦ボルドー
◦セピア
◦エバーグリーン
◦ブルーブラック

パイロット フリクションボール0.5
◦ブラック
◦ブルー
◦レッド

ユニ スタイルフィット0.38
◦ブラウンブラック
◦オレンジ
◦ライムグリーン
◦スカイブルー
◦ローズピンク

パイロットの ハイテックCコレトは、色を切らしていましたが、
ブラウンの0.4がありましたので、使ってみました。

紅茶染めのリフィルの色はナチュラルで、どのペンの色もよく映えましたが、
シックな色のインクを使うと、より一層引き立つように感じます。
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こちらは裏です。
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滲みや裏抜けもなく、書き味にも変わりはありませんでした。

クラフトリフィルより、ひっかかりがなく、書きやすさはそのままでした。

時間経過によって変化が見られましたら、またご報告したいと思います。

紅茶染めリフィルを挟むと、こんな感じです。
こちらはブラウンのカバー。
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こちらはキャメルです。
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クールなブラックと合わせると…
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これもまた、なかなかいい‼
ビジネスシーンでもアリではないかと思う次第です。

こんなふうに、お気に入りの紅茶や珈琲で染めて、
いつもと違う雰囲気を楽しむのもいいかもしれません

珈琲染めの葉書サイズワトソン紙を挟んで行って、
カフェでお手紙でも書こうかな。
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「紅茶染めのリフィルは次回の旅記録に使う予定です。」と、言いたいところですが、

肝心の旅行予定が……

全くないので(ノ>д<)ノ

日常の旅記録になってしまいそうです。

写真をコラージュしたり、
手書きの地図なんかも雰囲気出そうですね。

ワインやブランデーで染めたらどうなるかな……

とか、

モレスキンのスケッチブックを染めてみたいとか、
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またまた無謀なアイディアを思いつく江口でありました(゚O゚)\(- -;