文具好きはつい本来の用事をうっかり忘れて、文具を買って帰る傾向がありますが(えっ?ちがう⁇)

もしも、
「出かける度に文具ばかり買い込んでいるようだ!」と噂になっている気がしたら、

こんなふうに、
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尾行されている可能性があります。


新たにこっそり万年筆のインクを入手したつもりの江口でしたが、
すっかりバレていたのでした。

まぁ気を取り直して、

いつものように、モレスキンのプレーンノートで試し書きをしてみましょう。

万年筆はラミーサファリのEF(極細字)を使用しました。
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1番上は、ドクターヤンセンのハンドメイドインク「エドガー・アラン・ポー」
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透明感のある深いグリーンで、
インクが乾いてくると、少し明るいグリーンになります。

エドガー・アラン・ポーは、
「モルグ街の殺人」「黒猫」などの小説が有名でしょうか。
江戸川乱歩はエドガー・アラン・ポーをもじって名付けられた話はご存知かと思います。

以前ご紹介したワインインクの他に、
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(ワインで作られたインク「ボルドー」)

バッハ、ショパン、ゲーテ、シェイクスピアなど歴史的に有名な人物の名前が付いたインクが21種類あります。


そして、
パイロット色彩雫シリーズの「冬将軍」
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微妙に紫がかったグレーがクールな印象です。
こちらのシリーズは、
朝顔、松露、秋桜、山栗など、季節感あふれる名前が付いて、同じく21種類出ています。


そして、
エルバン トラディショナルインク「ムーンシャドウ」
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グレーがかったパープルのインクで、神秘的なイメージのインクです。
こちらのシリーズは、
忘れな草ブルー、ビルマの琥珀、アンティークブーケなど、
色のイメージピッタリの名前が付いていて、30種類あります。

さて、裏抜け具合はどうでしょうか。
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パイロットの色彩雫「冬将軍」がポツポツ微妙に裏抜けしていますが、気にならない程度でした。

実は、
モレスキンはノートとダイアリーで紙質が違うように思います。
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18か月ダイアリーでも同じように試してみました。
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全く裏抜けしていません。

ダイアリーの方は少しツルツルした紙質で、今のところ万年筆のインクの裏抜けが見られません。

ラミーサファリのEFより細字のセーラー復刻版クリアキャンディでも試してみましたが、
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結果は同じでした。


今まで試してみたインクと万年筆の組み合わせからわかったことは下記のふたつ。

モレスキンのダイアリーはどの組み合わせでも、ほぼ裏抜けせずに使用できること。

モレスキンのノートの場合は、極細字の万年筆ならほとんどのインクを使えるけれど、染料インクの中には多少裏抜けするものがあること。

相性を確かめながら、万年筆を楽しく使いたいですね。
(モレスキンの紙質は多少バラつきがあるという噂がありますので、今回の結果と異なる場合もあるかもしれません。)

ところで、

今回はほぼ日手帳とジブン手帳のトモエリバーでも試してみました。
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ほぼ日手帳は、ラミーサファリのEFとクリアキャンディのどちらも裏抜けしませんでしたが、
ジブン手帳は裏抜けしました。

あれ?どちらも同じトモエリバーなのに変ですね。
トモエリバーにも種類があるのでしょうか…?

トモエリバーは裏抜けしない場合でも、インクの乾きが遅いので、
直ぐに閉じたい時には吸い取り紙を挟むなどの工夫が必要だと感じました。

先日作ったインク吸い取りブックマークの記事はこちらです。
インク吸い取りブックマークシート
トモエリバーで楽しく使えるペンについては、
また後日ご報告したいと思います。

余談ですが、
エルバンのインクボトルには、
こんなくぼみがあって、
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ペンレストになるのですね。
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優雅な気分になれそうです。

いつの間にかどんどん増えていく万年筆のボトルインク。
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並べて眺めているだけでもワクワクします。

こんなふうに文具を買い集めていると、尾行されるだけでは済まなくなり、
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狙い撃ちされる危険性が高まりますので、
背後には十分お気をつけください。