風邪が治りかけてきて、うつらうつらしている時に、
よからぬ企みを思いついたりします。(私だけかな…)
「万年筆買っちゃおっかな」
先日、ペリカンスーベレーンの赤軸を店頭で見つけ、物欲しそうにため息をついていた私は、
ついついiPhone片手に検索していました。
まだまだ万年筆初心者の私は、機能の違いよりデザインにばかり目がいってしまいます。
やっぱりペリカンはいいお値段だなぁ~…と、
あらためてため息をついていると、
こんな万年筆が目に止まりました。
セルロイドの万年筆です。
プラチナのサクラとキンギョ。
他にもイシガキ、ベッコウ、グリーン(翡翠)
そして、
ミッドナイト・オーシャン
ペン先がロジウムコーティングされたシルバートリム。
ブルーの軸とよく合ってクールなイメージです。
Wikipediaなどによると、
セルロイドは最も古い人工の熱可塑性樹脂で、ニトロセルロースとクスノキなどの天然樟脳などから合成される硝酸セルロースというものだそうです。
アニメの「セル画」というのは、当初セルロイド版に絵を描いていた名残りということです。
ビリヤードの象牙球の代用品として開発されたというのは驚きでした。
素材の性質から、発色が鮮やかで美しいのが特徴です。
キンギョ可愛いなぁ
キンギョとミッドナイト・オーシャンで迷ってしまいました。
セルロイド万年筆は、他にも
加藤製作所の製品
加藤製作所で修業された大西さんの立ち上げた大西製作所の製品
そして、京都セルロイド
それぞれに味があって素敵です。
モレスキンやトラベラーズノートなどの渋い手帳やノートと合わせたら可愛いかもしれません。
先日ご紹介した榛原ノートともイメージが合いますね。
いやいやいや…
そんなよからぬ企みは、ちょっと保留にして、
私の熱を心配してくれた家族のために、夕食でもごちそうしなければ…
などと改心してみたりする日曜日の昼下がりでした。