時間軸が縦に付いて、1週間見開きになっているバーチカルタイプの手帳は、
スケジュールを1週間単位で俯瞰でき、予定を立てる時にとても便利なフォーマットです。
短い隙間時間もひと目でわかるので、飛び込みの予定をどこに入れるか迷いません。
この便利さが人気になって、今は様々なメーカーから、バーチカルタイプの手帳が販売されるようになりましたが、
1番最初にバーチカルタイプを発表したのは、フランスのクオバディスでした。
クオバディスの1番の特徴は、ページ右下を切り離して、今日のページに素早くアクセスできるようになっている点です。
厚いしっかりした紙質で、ミシン目から手でちぎり取ることができます。
この厚地の紙は、文字が透けて見えることもなく、
万年筆で書いても裏抜けすることはありませんでした。
これは以前、仕事をふたつ掛け持ちしていた時に使用していたエグゼクティブです。
クオバディスといえば、この縦横16㎝の正方形。
左右見開きで月曜日から土曜日まで縦割りで、日曜日は下段に付いています。
それぞれの日の上段にドミナント(最重要事項)を書く欄があったり、
ドミナント欄の隅に、
今日は365日の何日目で、今日を含めて何日残っているか表示されています。
1月1日なら1ー365となっています。
見開き右ページの上には、先月、今月、来月のカレンダーがあり、
今年の何週目にあたるのかが表示されています。
(初めての木曜日が含まれる週を第1週として数えます。)
メモ欄は、PHONE、 FAX 、E-MAIL、 WRITE 、SEE•DOに分かれています。区分けは無視してメモ欄として使っていました。
フランスの手帳ですが、祝日は日本仕様になっています。
月の満ち欠けも私の使用したものでは、日本標準時間に合わせてありました。
エグゼクティブと同じ正方形で、エグゼクティブノートというものがあり、
日曜日が下段ではなく、金曜日の隣に土曜日と日曜日が半分のスペースで付いていて、右ページのメモページが広く、横罫になっています。
こちらはアイボリーの紙を使用しています。
クオバディスにはたくさんの種類がありますが、
ここでは、いくつか目にとまったものをご紹介します。
こちらはビジネスプレステージ
横10㎝、縦15㎝。手頃な大きさで、持ち歩きに便利です。プレステージはアイボリーペーパーで、2色刷りになっています。
こちらはエイチ24
他のタイプの時間軸は8時から21時ですが、こちらは24時間対応です。
土曜日と日曜日も、月~金曜日と同じスペースになっています。
手のひらサイズの可愛い手帳は2種類。
トリップは横9㎝、縦12.5㎝です。
カルラはさらに小さくて、横8㎝、縦10.5㎝。
それぞれカバーのカラーラインナップや素材はちがいますが、カラフルで選ぶ楽しみがあります。
また、スケジュール帳とノート、ロディアのメモを全部ひとつにまとめられるのがボレロです。
カバーが中仕切りのある形で、ポケットがたくさん付いています。
そして、私が1番気に入ったのがアバナシリーズのビジネス。バーチカルタイプです。
ゴムで閉じる形がモレスキンにも似ていて、アイボリーペーパーにグレーとエンジの2色刷りになっています。
サイズは、横10㎝、縦15㎝で、別冊のアドレス帳が付いています。
手持ちの手帳以外は、クオバディスのHPから画像をお借りしました。
バーチカルタイプの手帳を駆使すると、効率よく動ける反面、
こま切れ時間にまで仕事を詰め込んでしまう恐れがあります。
(私のクオバディスが途中から真っ白なのは、身体を壊して入院する羽目に陥ったからです。)
休息時間や家族との団欒、遊びの時間なども、
大切な予定としてスケジュールに入れることをオススメします。