昨日、ポケットに入れる派に、その長さと角が尖っていることでバックに入れる派用と宣告されたほぼ日手帳WEEKS。しかし、中の仕様は大人気でした。

こちらがそのほぼ日手帳WEEKS(タータンチェックレッド)です。

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2本のしおり、方眼、右ページのさりげない縦ラインなど、彼らが気に入った仕様の他に、
二十四節気や月の満ち欠けが載っているのもいいなと思うのです。

普段あまり意識していないけれど、手帳に載っていることで、満月を見上げたり、冬至かぼちゃを煮たりなど、
生活に彩りを添えるきっかけになるからです。

世界仕様のスケジュール帳に日本の祝日は自分で書き込むけれど、
このような情報を書き込むことはほとんどないのではないかと思います。

コンパクトで手触りが良く、拡張ポケットやゴムバンドが便利なモレスキンのスケジュール帳。

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こちらにも、月の満ち欠けが載っています。

ふたつの手帳のページを眺めていて、ふと、満月の日が違うことに気づきました。
基準にしている時間が違うのですね‼

ほぼ日手帳は日本標準時(JST)を使っています。11月の満月の日は11日。
モレスキンでは10日になっています。

てっきりグリニッジ標準時(GMT)を用いているのだと思ったのですか、
今は協定世界時(UTC)というものが世界標準時となっているらしいのです。

私が学生の時は、グリニッジ天文台が天体観測を元に世界の標準時を定めていて、
日本の標準時を定めている明石とは経度が135度違うので、9時間の時差があると習いました。

しかし、このグリニッジ標準時は、海の潮汐運動がネックとなって地球の自転周期が年々長くなっていることから、100年で18秒のズレが生じるのだそうです。

そこで最近は、セシウム原子の振動を元にした協定世界時(UTC)を世界標準時に定めているそうです。

日本標準時はUTC+9と表すということです。

話をスケジュール帳に戻しましょう。

ほぼ日手帳とモレスキンのスケジュール帳で、今月の満月の日が違ったのは、
日本標準時では11月11日朝5時頃に満月ですが、世界標準時では11月10日の夜8時頃になるからです‼

まあ、満月を見る日が1日違っても、満月から満月までは29.5日なので、
月の見え方は3%ちょっとしか違わないのですが、
彼女を満月を口実にディナーのお誘いをする時は、彼女のスケジュール帳が日本仕様か世界仕様か、こっそり調べておいた方がいいかもしれません。

1日違うよ‼などと言われかねませんし、上記のような説明を始めようものなら、完全に興ざめですからね~。
くれぐれもお気をつけください‼