GWを過ぎると鋸南周辺の店に路地物の琵琶が並ぶ。
一足早くハウス物が流通し始めるが値段は高い。
自然栽培の方が身体にも財布にも優しいから好んで路地物を買うようにしている。
昨今は、農業が進化して都会のオフィスの一室でも作物が生産されるようになった。
温度、湿度だけでなはく日照時間まで完全コントロールされた実験室のような畑は、さぞかし効率よく生産がされることだろう。
農業よりも工業と呼んだほうがしっくりきそうだ。
1年中、好きなものを食べられることは一見便利に思えるが、何か間違えている気がしてならない。
野菜や果物がなぜその季節に実るのか?
その時に必要な栄養を備えているからだ。
夏野菜は夏バテを防止して、冬野菜は体を温める働きを持つ。
だから自然のものを自然のままに食べることがいいと考えている。
そんなわけで今年も路地物の琵琶を行きつけのスーパーで購入した。
冷蔵庫で冷やしてから食べると甘くておいしい。
地元の人も買っているので間違いないだろう。
ちょうど路地物の琵琶が出始める頃にコチたちの活性が上がり始める。
エビを模したワームでボトムをずるずると引きずってくると果敢にアタックしてくる。
自分の中では「ビワゴチ」と呼んでいる。
今年は房総近海の水温の上昇が遅く、この時期にしては活性が低い。
この日もスリーバイト・ワンフィッシュで終わってしまった。
しかし海が暖かくなるのも時間の問題で、梅雨入りか遅くとも梅雨明けの頃までには数、型ともによくなることを期待したい。
初夏の鋸南が口の中に広がる。
やはり路地物に限る。



