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夢物語置き場

自分で作った夢物語を適当に載せていくブログ
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君を守るための檻の扉を開く。中ではベッドの上で扉に背を向けぐったりと横になっている君がいた。

扉が開いたことに気づいていないのか、その体はピクリとも動かない。近づいて顔を覗き込むと愛らしい寝顔が僕の眼球に映りこんだ。

白く透き通る柔肌に綺麗に配置されているパーツが、今は少し歪んでいる。その事実に心を少し痛ませながら頬を撫でる。

触れられたことには気づいたのか、歪んでいた顔がさらに歪む。しかし目を開けることはなかった。

君に何も与えなくなった日から今日で三日が経った。人間は三日間飲まず食わずでいると死んでしまうらしい。反応が鈍いのも納得いく。

顎を少し持ち上げ、キスをする。身体が強張るのがわかったが構わず舌を入れる、口の中は乾燥し、粘ついていた。そこに自分の唾液を注いでいく。

相手の身体がさらに強張る。しかし唾液が舌の上に触れた途端、それを貪るように飲み始めた。

これ以上唾液腺から分泌されないのではないのかと思うほどの大量の唾液を注ぎ込み、口を離す。

ぼーっとした様子で僕を見つめてくる相手の目を見ると、少し生気が戻ってるようだった。微笑みながら頭を撫でる、気持ちよさそうに瞳が細められていく。

だがすぐに細められた目は開かれ、再び僕を見つめてくる。まるで僕の眼球の奥にある何かを見ようとしているかのように。

そして昔と同じ、満面の笑みで言った。

「殺して」

起き上がり、驚きで固まった僕の体を君は頼りない力で抱き締めた。僕は今すぐにでも崩れ落ちてしまいそうな君の身体を力強く抱き締めた。

そしてベッドに押し倒し、青白く細い首に手をかける。視界の隅で君が微笑んだのが見えた。

手にゆっくりと力を込める、少しずつ首を圧迫していく。時折、君のうめき声が耳に入った。早く終わらせたくて、さらに力を込めた。

少しずつ、少しずつ圧迫する。うめき声は、すでに聞こえない。

そして、ぼきり、と骨の折れる音が響いた。僕は首から手を離した。

君の耳元へ顔を近づけ、君に聞こえるように言う。

「愛してるよ」

僕はこの日、最愛の人を殺した。




前回の更新からかなり長い時間が経ってしまいました。申し訳ありません。
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