留学するのって、いつが一番いいですか?

 

最近、よくお問い合わせをいただくのですが

私が思うに、

「本人が行きたい」と思った時に行くのが

一番いいんじゃないかと思います。

ただし、これはお勉強系留学の場合。

 

バレエはちょっと違う気がします。

 

18歳だったらカンパニーオーディション

バレエ学校を目指すのであれば、10〜12歳で。

 

極論言うとこんな感じです。

 

日本の感覚だと、高校卒業してから、というのが

教育的にも(高校ぐらい出ていないと)

親心としても(まだ手放したくない)

 

一般的かな?

 

海外事情に詳しいお教室の先生だと、

16、17歳(高校1、2年生)で海外に出て、

1年学校で頑張って、

その間にカンパニーのオーディションを受ける

というルートに乗せてあげてますね。

 

私も日本にいる時は

「いつか、海外に出してあげたい」

そう思ってました。

海外留学は諸刃の剣。

だから留学すればいいってものじゃない。

日本で頑張るのもいいと思います。

実際日本はレベルがすごく高くなってる!

 

でも、バレエを本気でやればやるほど、

海外に一度は出てみたくなるものです。

それを否定する気はないし、

逆に、どんどん出た方がいいと思います。

 

大事なのは、出る時期。

海外のバレエ学校の入学は10歳。

遅くても12歳。

それまでに始めないとアウトですよ。

日本のバレリーナさんたちはこの点はクリアしてますね。

 

で、その後ですが、

17、8歳でバレリーナ、舞台で踊る人を目指している子たちは

その上の学校じゃなくて、

もうカンパニーオーディションを受けるわけです。

その上のバチェラーコースに進むのは

先生とか、振り付けとかを勉強したい人が多い。

もちろん、バチェラーコースに在籍しながら

カンパニーオーディションも受ける人もいますが、

基本的に18歳になったら独立します。

 

カンパニー側もそういう考えのもとにオーディションをするので、

16歳から受け付けてるカンパニーも多いです。

ダンサーになりたいなら

大学行かなくてもいいでしょ、という考え方かな。

とりあえず大学出ておいた方が、、、という考えはない。

大学行きたいなら、舞台降りてから行けばいいし、

実際、舞台降りてから大学に行って

バレエ教師の資格を取って

教えている先生がたくさんいます。

それが普通、という印象さえ受けます。

とにかく、踊れるうちにどんどん踊って、

勉強はその後でもいい。

やり直しができるし、

(いえ、やり直しというのが日本的考えかも)

今やるべきこと、今しかできないことを

先にやる、という感覚ですね。

大学行くのは体が動かなくなってからでも行かれる。

 

18歳で高校卒業してから

海外のバレエ学校を目指す、というのは

少し遅いかも。

すっごく上手なら18歳でも合格出すよ、という

バレエ学校がほとんどです。

チャンスは少ない。

カンパニーのオーディションを受けた方がいい。

学校は受からなくても、

カンパニーは受かる、ということもある。

(カンパニーは、その時にどんなダンサーが欲しいのか、

ということも重要です)

 

その点、バレエ学校は

年齢が低ければ低いほど、

合格のチャンスは大きい。

ただし、身体的条件が

合格のウエイトを大きく占めるみたいです。

 

私も、何が合格基準なのか正確にはわからない。

合格した子のお父さん、お母さんに聞いてもわからない。

ニャンニャンニャニャ〜ン、って感じですが、

 

オーディションの時に

バレエがどのくらいできるか、じゃなくて、

どのくらい伸びしろあるか、みたいです。

あと、表現力、リズム感、集中力、かな、、、

 

でも、合格したこの共通点は見えたので、

それが最低ラインなのかな、、、というのはありますね。

これも、実際オランダに来て、

Hのオーディションを通してわかったこと。

これがわかっただけでも

日本を出てみてよかった、と思います。

これ、日本のお教室の先生方はきっと皆さんご存知のはずです。

でも教えてくれない。

それを聞くことがいいことかどうかはわからない。

でも、ヨーロッパでは、

誰も彼もダンサー目指して頑張らせることが

その子の幸せには繋がらない、という先生が多く、

ダメならダメって早く言ってあげないと、

その時はショックかもしれないけど

その子のためだ、っていう考えが主流です。

恐ろしい、、、けど

優しいと思う。

 

それだけ厳しい世界って事ですね。

 

だから、

18歳だったらカンパニーオーディション

 

バレエ学校を目指すのであれば、10〜12歳で。

そのあとは、17歳くらいまではチャンスはありますが、

年齢が上がるとともに入学が難しくなっていきます。

(これはあくまでも国立バレエ学校の場合。私立は

入れてくれる確率大です。)

 

あ、

バレエ学校のオーディションをたまたま見ていた

カンパニーのディレクターが

あの子いいね、って取ってくれる事とかもありますね。

 

だから、今、

目の前にあるチャンスに

全力でぶつかっていく事が

道を開いていく唯一の方法じゃないかと思います。

あれこれ考えて動かないより

ぶつかりながらでも動いてる子の方がキラキラしてる。

そのキラキラが人の目をひきつけるんだと思います。

 

 ダウン ぽちっ

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