Hはとにかく踊ることが好きで、
今私がオランダにいる、ことの始まりは
Hを短期のサマースクールでもいいから
一度海外に出してあげたいな、という思い。
バレエはそもそも日本のものじゃないし、
日本でバレエやるって、
フランスで柔道やるのと同じようなものだし。
似て非なるものという感じがしててね。
でも当時通っていたバレエ教室は
多くの日本のバレエ教室がそうであるように、
学校の夏休みには発表会とか夏期講習があり、
なかなか海外のサマースクールに参加するのは
難しかった。
だから余計に「行かせてあげたい」がつのったのかもしれない。
そのバレエ教室で、
高校生になって留学する人は年に1、2人いたけど、
うちは経済的に無理かな、、、と。
フツーのサラリーマン家庭だし、
留学費用なんて貯められないくらい
バレエってお金かかるし。
月謝と年1の発表会でギリギリだし。
それに舞台人を目指すなら
たくさん舞台鑑賞しないと。
これもかなり見に行ったな。
どうせ見るなら良い席で見たいし、
海外のバレエ団が来る時は
やっぱり見に行きたいし。
ボリショイバレエ団の公演も行ったし、
ロイヤルバレエ団のも行った。
パリオペラ座も。
日本の新国立バレエ団の公演は
約2年間、すべての演目を見に行った。
ボリショイバレエ・イン・シネマ
これは格安でボリショイを楽しめますね。
とにかくいろいろ、たくさん見て思ったの。
日本人のバレエは上手、綺麗、正確。
だけど感動がない、
セリフが聞こえてこないな〜って。
見終わった後に、
「綺麗だったね〜」
「素敵だったね〜」で終わってしまう。
「よかったわ、もう一度見たいな〜」とはならない。
手足の長さとか
優雅さとか
そんなものじゃなくて、
何か根本的に違う気がしたんだな。
練習時間とか、
バレエに懸ける気持ちとかは、
日本で頑張ってる人の方が上のはずなのに、
舞台で綺麗に踊ってるけど演じてない。
バレエがあくまでバレエで、踊ってるだけで、
演じてない気がしたんだよね。
日本でどんなに頑張り続けても
Hが目指しているようなバレリーナには
なれないんだな、、、って。
やっぱり本気で何かやりたいなら、
それが生まれてきた歴史背景や文化まで
理解して取り込まないと。
所詮子供の習い事なんだから
そこまで真剣にならなくても、と思うのですが、
Hがバレエを始めて2年目か3年目くらいの発表会の時、
舞台上で踊るHを見ながら、ハッとしたことがあったの。
「あ、この子は私の手を離れて踊り続ける子なんだ」って。
「外に出してあげなきゃいけない」って。
とっても寂しかったのを覚えてる。
それがいつとはわからなかったけど。
ただの親ばかかもしれないけれど。
その後もいろいろなことが重なって、
やはり海外に出てみよう、と決心したかったわけです。
そこで、2014年の流行語大賞ノミネートの日、
「ダメよ〜、ダメダメ」
これが今年の流行語大賞を取ったら
海外に脱出しよう、と冗談半分に言ってみました。
なんかね〜
理解できなくて、、、
「ダメよ〜、ダメダメ」がね〜
気持ち悪いだけで、
センスのかけらもなかったし、
これが大賞とったら終わりだな、と思って、
外に出るぞ、と勢いでね。
海外に出るのはいいけど、
何の当てもなく、計画もなく、
どうするよ? どこ行くよ?
毎日パソコンにかじりついて
いろいろ調べたわ。
そしたら海外に住むって、
そんなに簡単なことじゃないんだな、、、って
わかってきて、
でも簡単そうにやってる人もいて、
やってる人がいるんだから、
きっと私もできるだろうと思い、
どうすりゃいいのか、
どうすれば海外に住めるのか、
真剣に、3ヶ月間、調べたよ。
続きは明日。