昨日、「運」というものをふと考えさせられた出来事があった。

昨日の夕方、会社を出て歩いていると、人通りの非常に多い歩道のド真ん中を、一匹の蝉の幼虫が10メートル程先の木を目指して一生懸命ノシノシ歩んでいるのを発見した。

・・・と、発見した次の瞬間には、その幼虫の真上をドシドシと歩くビジネスマンの足が・・・

「あ・・・アカン・・・踏まれるっ

・・・しかしビジネスマンの足はその幼虫の数センチ前に着地し、その幼虫は間一髪踏み殺される危機を逃れた。

こういう出来事は、日常ありふれているのかもしれない・・・

けど・・・リアルにその場面を目撃した直後・・・素直に・・・その幼虫の強く大きな「運」を感じた。

このご時勢、いかなる努力を積み重ねても、悲しいけど「報われる者」と「報われない者」に分かれる・・・

・・・その現実を、この幼虫の出来事から改めて痛感させられた気がした。

・・・そして、そこには「運」という要素が密接に関わることも、改めて実感させられた気がする。

僕はその幼虫を手に取り、向かっていた木の根元まで運んであげた。

その幼虫は、歩道のド真ん中を歩んでいた時と同じように、一生懸命その木をゆっくり登っていった。

その姿はいつまで眺めていても、全く飽きなかった・・・

「・・・俺にはコイツのような運があるんだろうか??」

とにかく今は、近々その木から聞こえてくるはずの蝉の声が本当に楽しみだ。