この写真はNYダウンタウンにある「グランドゼロ」。ここに立ち寄り、その残された鉄骨で作られた十字架(詳細は写真で)を見た時の衝撃が、今でも心の中に焼きついて忘れらないのが正直なところ。
9.11同時多発テロ事件の日、俺は名古屋の友達のところへ遊びに行っていた。仲間とボーリングをしてその帰り、親から一本の電話が・・・
「今すぐにテレビをつけてニュースを見ろ!」
確かあれは夜中だったと思う。そんな時間に親から電話がかかってくること自体珍しかったのに、しかも「テレビを見ろ」だなんて・・・その時は車で移動中で、しかも仲間といてハイテンションだった俺は、そんな親の言葉も後回しにして仲間とただ楽しい時間を過ごしていた。
しばらくして、ふとその親の電話がまた気になって、車のラジオをつけた。
正直なところ、そのラジオのキャスターが話している内容が全く理解できなかった・・・そのときでは考えられないような事ばかり話していたから。。
事の重大さに完全に気づいたのは、友人宅に帰宅してテレビをつけてから・・・最初の親の電話からは既に2時間以上が経過していた。
一体何の映画だ?・・と最初は目を疑った。。。世界貿易センタービル、そしてペンタゴンに次々と旅客機が追突するシーンが何度も何度もテレビで流されていた。
俺としては、特にペンタゴンに旅客機が墜落したことに非常にショックを受けた記憶がある。俺の中のイメージとして、アメリカの国防省は「世界の国防省」と言っても良い位のシンボルだった。
その機関がテロによってあっさり襲撃されるという事は、つまり、世界中どこにも安全を保障する場所がない事を意味するのではと・・・・本当に心の衝撃は大きかった。
その当時を振り返りつつ、グランドゼロを今回はじっくりと眺めさせてもらった。
今回のNY研修で確かに色んな事を学んだ。しかし、会社には申し訳ないが、このグランドゼロを訪問が俺にとって一番印象に残った経験だったかもしれない。
一つこれに関連して思った事を書きたい。
それはアメリカの空港セキュリティーに関してだが、確かに入国する際は、どこの国にも増して厳しいセキュリティーチェックとパスポートコントロールだった。
しかし、出国するときはどうだろう?少なからず俺が今まで訪れた国の中で比較して、一番安易な流れだった・・・特に、パスポートコントロールを通らない事には本当に驚いた。
確かに入国と出国では事情は違うかもしれない。しかし、そこにセキュリティーの差を設ける事には聊か疑問が残る。
世界貿易センタービルに衝突した2台の内の1台は、「JFK発ロス行」の便。国内線JFK発でその事故が生じているのに、なぜ国際線JFK発のセキュリティーがこんなにも安易なものなのか?
今回は少し心にシコリを残してロンドンへと帰った。