北京国際空港には、ほぼ定刻(22時過ぎ)に到着した。
前回と同じ第3ターミナルの端っこ。

窓を見ると、完全な雪景色。
5日前は雪など全く見かけなかったので、その変容にちょっぴり驚いた。
「まあ、この寒さなら雪も積もるんだろうな」と、
大陸性気候が寒さの割に雪をもたらさないことを知らなかった僕は、
積雪自体には気をかけることもなく入国審査場へ向かった。

相変わらず、空港内は寒い。寒い。

前回のバスで懲りた僕は、機場快線+地下鉄でホテルへ向かうことを決めていた。

東直門に着いて、地下鉄に乗り換え…と向かったら、既に終電の時間を過ぎていたらしく
入口は閉じられてしまっていた。

そのとき23:30過ぎ。

北京地鉄の終電が日本よりも早いということを全く知らなかったわけではないけど、
ココまで早いとは…事前に調べておくべきだったと後悔。
北京に関してはトランジットという意識があって、ついつい調査がおろそかになってしまったようだ。

地上に出て、流しのタクシーを拾う。
なかなか捕まえることができず苦労したのだけど、
客待ちで停まっているタクシーは極力使わないようにしているので、根気よく待った。

ホテルまでワンメーターの距離にかかわらず断られることなく、快く送ってくれた。

今日の宿泊は、日本から予約していた港澳中心瑞士酒店(Swissotel Beijing Hong Kong Macau center)


★★★★★にかかわらずリーズナブルな価格・地下鉄駅から至近という理由で、
あまり深く考えずに決めたホテルだった。どうせ寝るだけだし、と。



ホテルのエントランスには、若い女性が立っていた。
ドアマンならぬドアウーマン?にしては雰囲気が違うな…と首を傾げていたら
声をかけてきた。カードを見せながら北京語で何やら言ってるが全くわからない。
俺が中国人でないことに気づくと、英語に切り替わった。売春のお誘いらしい
そのままホテルの中に入ったので、それが仲介なのか本人からのお誘いなのかは知る由も無い。
ただ、5つ星ホテルのエントランスでこのようなことが堂々と行われていることに驚いた。



チェックインするときには、既に日付が変わっていた。
コートがフォーマル系だったこと、そしてドバイで買ったビジネススーツを持ち歩いていたことから
ビジネス客に思われたのだろうか、「よかったら名刺をいただけないでしょうか」と言われた。



立派な部屋に案内され、これで旅行も終わりか…あっという間だったな…と感慨に耽りながらバスタブに浸かる。




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