感恩なきは畜生に劣る、と言われます。 鳩に三枝の礼あり、烏に反哺の孝あり、と言われます。 ぽっぽぽっぽと、公園や駅の電線に止まっている鳩が、 桂三枝に礼をした、ということではありません。 2012年、文枝になっていますので、違います。 鳩は、育ててくれた両親に敬意を表して、3本下の枝に止まるのです。 烏とは、あの真っ黒な烏です。 どんな強力な洗剤で洗っても、決して白くならないでしょう。 反哺とは、口移しです。 空を自由に飛び回ることができません赤ちゃんの烏に、 親烏が餌をとって子供に与えます。 その恩を忘れない烏は、成長して、年老いたお母さんのために、 今度は、自分が食べ物を集めてきて、食べさせてあげるそうです。 動物でさえ、これほどまでに恩を感じる。 恩を感じる心がないのは、動物以下なのです。 仏教で、一番恥ずかしいのは、恩知らずだと言われます。 1+1=2がわからない。 漢字を読み間違えて、バカなやつだと言われてもよい。 しかし、恩知らずと言われてはならない。 人間でないのです。 親の恩は、天の極まりなきが如しといわれますが、 なかなか具体的にわからない私達に、 10に分けて教えられたのがお釈迦様でした、 その2番目にあげられるのが、臨生受苦の恩です。 出産後まもなく、お母さんのマーヤー夫人を 亡されたお釈迦様は、この臨生受苦の恩に、特別の思いを 込めておられたのでないかと思わずにおれません。
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