お釈迦様が、私達の欲に5つあると教えられた五欲の中で、 一番強いのではないかとも思えるのが、名誉欲です。 褒められたい、認められたい、悪口言われたくないという 欲望です。 物理学で有名はニュートンは、 微分積分学の発見を巡って、ライプニッツと熾烈な争いを 繰り広げたといいます。 歴史的に、それぞれが独立して、ほぼ同時に発見をしたそうなのですが、 ニュートンは、たくさんの論文を書き、徹底して、 ライプニッツを攻撃したというから驚きです。 しかもそれは、たくさんの人の名前を使って書いたそうです。 歴史に名を残したい。 後世に名が残る人物でありたい。 「神の手」と言われた遺跡調査団長が、 新聞社の設置したカメラの前でこっそり遺跡を埋めてしまい、発覚。 大変に叩かれる。 80代の方が、生命の危機をおかしてまで、エベレストに登頂する。 命を落とすような厳しい訓練に耐えて、オリンピックに出場する。 これらのことが、無人島で行われるでしょうか。 名誉欲のためには、人は命をも落とす覚悟です。 永遠に褒められたい。 人類が残る限り。 ノーベル賞を取りたい。 文化勲章を取りたい。 死んで名を残したい。「死の美学」。 どうやって潜入したのか、市ヶ谷駐屯地に自衛隊を集め、 軍服で演説の後、切腹した作家がありました。 すぐにマスコミや報道陣が集まり、大ニュースになりました。 日本といえば、フジヤマ、ゲイシャ、ハラキリ、と 言われたのは過去の時代かもしれませんが、 世界でも、珍しいと思われる切腹。 無人島でそうする人があるでしょうか。 名誉欲に振り回され、迷惑しているのが私達であると 説かれたのがお釈迦様でした。
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