さとりをひらくことを、山登りにたとえますと、 山を登らない前には、山の周りの様子はほとんどわかりません。 少し登ると、ある程度見下ろすことができます。 仮に、そこを1合目とすれば、1合目よりも2合目、 2合目よりも3合目と見える景色は広がってゆき、 最後、頂上にまで上り詰めた時に、 辺り一面を見渡すことができるようになるようなものです。 9合目まで登っても、山の一方の側を見下ろせましょうが、 反対側は見渡せません。 ちょうどそのように、52段目の最高の仏のさとりを開いた人だけが、 古今東西のすべての人が、どうしたら本当の幸せになれるのか。 その真理を体得できるのです。 今日、地球上で仏のさとりを開かれた方は、 お釈迦様しかおられませんので、 釈迦の前に仏無し、釈迦の後に仏無し、と言われます。 お釈迦様が、35歳で仏のさとりを開かれてから、 80歳でお亡くなりになるまでの45年間、 仏として説かれた教えを、今日仏教と言われます。 古今東西全ての人が、どうしたら本当の幸せになれるのか。 そこ1つに、お釈迦様の教えのテーマは絞られておりました。
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